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「女性の働きやすさ」を考える ー不妊治療を経て更年期に立ち向かう:後編

こんにちは、株式会社iCAREのCustomer Success部(CS部)部長の南です。
前回この前編を書きましたが、何名かのiCAREで働く同僚から直接感想をいただき、本当に嬉しかったです。働く女性ならではの悩みってたくさんありますよね。人によって本当に違うし、正解なんてない。だから私たちは悩むんだと思います。私もこれから更年期という未知の世界へ突入するので、迷ってばかりです。でも、迷いながらも前に進んでいこう!という決意として、今日は後編を書きます。2016年で第1子出産後〜未来に向けての「私の考え方」です。時間がない方は、今回も太字だけ読んでください。


ライフステージ4:子育期

 現在、娘は7歳(小学2年生)になりました。今では、「子育て楽しいことしかない!」と思っている私ですが、ここまで来るのには色々な葛藤を乗り越えてきました。また、出産後2回転職を経験していますが、その理由を辿ると娘に誇れる自分でありたい、という思いがあります。

育休時に見つめ直した価値観

出産直後〜仕事復帰前後は、生活が混沌としていて、文章にすると重要なポイントを見失いそうでしたので、箇条書きにしました。

  • 出産予定日よりも1週間ほど早い2016年6月6日、娘を37歳で出産

  • 仕事への復帰は翌年の4月ではなく、2017年1月を予定

  • 1月復帰の理由は、当時の仕事の繁忙期が1月〜3月だったため、自身のキャリアを考えての決断だった

一方で、こんな育休生活を送っていました。

  • 娘が可愛すぎて、育休を短くしたことを後悔する

  • しかし、逆に短い育休期間を120%満喫しようと、毎日子どもを連れて子育てイベント等にお出掛け

  • その結果、職業や価値観を超え同じ悩みを話し合える貴重な友人を複数人GET。自分とは異なる価値観を持った人の話を聞き、日々自分を振り返る

  • 改めて、娘を預けてまで自分はなぜ働きたいのかを深く考え理解し、その後の転職活動につながる貴重な時間となった

そう、価値観は人によって異なり、子どもを育てながら働くことだけがベストではないですよね。ただ、この時改めて認識した「私の価値観」は、下記でした。

人が生まれたからには、誰しも幸せに生きる権利がある。誰かの幸せな人生に貢献することが私の仕事だったら私は幸せ。幸せの土台となる要素は複数あるけれど、その中の1つ「健康で暮らせている」ことに貢献できると私はもっと幸せ。

出典:大学生時代の私

 仕事に復帰して1年、保育園生活にも慣れた38~39歳の頃、この思いがよりシャープになっていきました。特に、子どもは親の背中をみて育つとよく言いますが、私は見せたい背中をしているか?とよく自問自答しました。

娘に誇れる仕事をしよう

 そして、娘が3歳を迎え私が40歳を迎えるタイミングで、2回目の転職をしました。入社した会社では、「食事」という側面から「働くひとの健康」にアプローチできるので満足して働いていました。しかし、縁あって2023年に現在のiCAREで「働くひとの健康に貢献する」という、私のやりたかったこと『ど真ん中』なことをやらせてもらえることになりました。(入社時のnoteはこちら

 今では、自宅で仕事をしていると、娘の方から「ママってほんと、働くの好きだよね〜」と呆れたように言われることもしばしば・・・そんな時は「そうだよ、誰かのためになるとっても面白いお仕事だから、もうちょっとやらせてよ〜」と言い返しています。

 また、1月に保育園へ入れようとした苦労話や、職場復帰と子育てのストレスで辛い日々、娘に励まされたりしたことや、復帰後すぐに海外出張があり1週間離れる時の苦労話は、興味ある方へ口頭でお話しできればと思います。


ライフステージ5:更年期

 まだ見ぬ更年期。しかし45歳ともなると、自分の性格がわかっていますので、何事も早めに情報収集して心構えをしておく方が気が楽な私は、情報収集から始めています。知らないものを恐れるのは当然。知って、対策を立てて、更年期に起こることも楽しまなければ損でしょう。人は幸せになるために生きているというのが私の価値観なのですから。

健康診断で初の再検査判定

 ショックでした。先日、年1回の健康診断結果が戻ってきて、初めて「再検査に行ってください」と言われてしまいました。以前から、遺伝的な要素があり血中脂質の値が要経過観察ではありましたが、生活習慣を医師に回答し、「その生活習慣なら、すぐにどうこうなることはないでしょう」という攻防戦をここ数年続けていました。しかし、今年は再検査判定、、、やっぱり前夜に鶏油がたっぷり浮いたラーメンを食べたから・・・?と自分の食欲を恨みつつ、自宅近くの病院を訪れました。
 
 血中脂質治療の専門医でもあるその医師は、私の家族歴と生活習慣を聞き、その後年齢を見て「女性ホルモンであるエストロゲンが低下してきているのかもね」と言いました。そうでした!情報としては頭に入っていたのに、自分の健診結果数値とは結びつけられなかった・・・。もう「情報収集」の段階は過ぎ、実際に分泌が変化してきていることを明確に意識した瞬間でした。ホルモンの補充療法であったり、生活習慣の見直しなど検討せねば!というのが今の私の位置です。

これからのこと

 これから、上記のような予想だにしなかった変化が私の体に訪れるのでしょう。そこで、私がやっておきたいと思っていることは、「知らないと、対処のしようがない」は私だけじゃなく、周囲の人も同じ。だから、家族や一緒に働くメンバーに「更年期になったら、こんなことがあるんだ」ということを、事前にお伝えしておこうかと思っています。(みんな、ご協力よろしくお願いします!)

 ちなみに、私の部署のメンバーには「生理痛も、気圧による頭痛も、花粉症も、男女関係なく不調は不調なんだから、気兼ねなく伝えよう。そして皆で助け合おう。助けてもらった分は、仕事で倍返しをしよう」と伝えています。そこに「更年期」をこっそり加えておこうと思いますw

おわりに

 前編後編と、長くお付き合いいただきありがとうございました。前編にも書きましたが、周りに理解してくれる人が1人いるだけで、話を聞いてもらえるだけで、私たち女性の働きやすさはグッと楽になります。もし私の周りで女性特有の問題で働きにくさを感じている人がいるなら、「忙しそう」とか遠慮しないで、いつでも声をかけてくださいね。

こんな部長のいるiCAREのCS部では、「プライベートも仕事もどっちも充実させたい!」欲張りで成長意欲の高いメンバーを募集しています。気軽に話を聞きにきてくださいね。

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