絶対に痩せたい女と何がなんでも食べたい女
私の中には二人の女が居る。
絶対に痩せたい女と何がなんでも食べたい女だ。
その二人の女は一年半くらい前から仲良く、時々喧嘩をしながら一緒に暮らしている。
私は元々そんなに食に執着しないタイプだった。
まず料理のセンスがなかった。
家では母が料理を作っており母以外の人間は完全にノータッチだった。
野菜を切ってみろと言われ包丁を握れば貧血で倒れた。
大学生になり一人暮らしを始めた時、やる気はあったもののハンバーグを作ろうとして爆弾岩を作ってみたりもした。
そうなると調子がいい時はパスタを茹でたりするもののめんどくささが勝ち、ついには食パンに何も付けずに食べたりにんじんを丸齧りする生活になった。
その時、私は157センチ42キロだった。
社会人になって、お金を稼ぐようになった。
仕事をすると疲れて美味しいものを食べたくなる。
仲良くなった子と一緒にスタンダードが大盛りの中華料理屋に行くのにハマった。
食べることの喜びを知り、体重が48キロになった。
時は流れ結婚して妊娠した。
つわりが始まった。
摂取できるものがカルピスウォーターとトマトとバウムクーヘンだけになり、42キロ時代に舞い戻った。
つわりがおさまり、臨月を迎えた時体重は54キロだった。
出産から3ヶ月ほどで48キロに戻り、6ヶ月で職場に復帰した。
仕事に育児に全力で取り組んでいたら心身ともに疲れたのかなんなのか、原因は不明だがパニック障害を発症して仕事を辞めることになった。
服薬治療が始まり、合わない薬に苦しみ、最終的に使うことになった薬はオランザピンというものだった。
オランザピンと検索すると「太る」と出たり「人生終わる」と検索予測が出たりしてウケた。
今のところ人生は終わっていないが太った。
まぁ太った。
とにかくお腹が空いて、何か食べていないと落ち着かなかった。
満腹になってもすぐにお腹が空いて昼夜問わず食べまくった。
朝から食パン3枚食べてご飯2杯食べてバカデカホットケーキを焼いて食べてたりしていた。
増えていく体重に悲しくなったりもしたが食べるのをやめられなかった。
ダイエットしようと思ってもその分お腹が空いて爆食した。
そして私は諦めた。
もう仕方ない、私は太る運命なのだ。
体重は臨月と同じ54キロになった。
服薬をやめた時期は20日で3.5キロ痩せたが精神が終わったため、また薬を飲み数週間で体重は戻った。
絶対に痩せたい女は時折「ダイエットするぞ!!」と意気込んでダイエットグッズを買ったりする。
具体的に言うと、エアロバイクとリングフィットアドベンチャーだ。
数週間続けては何がなんでも食べたい女に負け、その都度爆食する。
絶対に痩せたい女は間食をヘルシーにナッツにしよう⭐︎と思いつきナッツを1kg買って、何がなんでも食べたい女が3日で完食したりする。
数キロ減ったり数キロ増えたりキープしたりしながら今年の冬になった。
冬は何かとイベントがあり、食べる機会が増える。
そこで何がなんでも食べたい女は考えた。
体重計に乗らなければ体重が増えたことにはならないと。
体重計乗らないダイエットを発案し、実行した。
クリスマス、お正月、誕生日、たくさん食べて大満足だった。
そして2月になった。
体重計に乗ってみると54キロ。
なんだ、キープできてるじゃん〜〜〜!!!
と調子に乗った結果、また食べる。
ついに55.3kgを叩き出した。
臨月超えはかなりショックだった。
なぜ臨月までは受け入れられていたのかは謎。
そこでついに本気ダイエットを始めることにしました。
挫折しないように月に一回のペースで何をしていたか、どうなったかを報告しようと思います。
頑張れ私、臨月超えから最終目標48キロへ。
応援よろしくお願いします。