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キャリアカウンセリングは転職相談だけじゃない
キャリアカウンセリングにはいくつか種類があって、その中でもイメージしやすいのは、職業カウンセリングかもしれない。
「職業カウンセリング」とは、相談者が自分の興味や能力に合った職業を選んで、その職業に就くために必要な情報やスキルを提供することであり、職業に関するリアルな情報を提供して、現実的なキャリアプランニングを支援することなので、大学での就職支援や就職エージェントの支援が、まさにこの内容に該当するんだと思う。
「転職のことを考えていないから、キャリアカウンセリングは必要ない?」
というのも一理あるけれど、自分のキャリアを開発するというて視点で考えれば、そのカウンセリングは自分を開発するのに役立つはず。
そもそも開発するとは、なんだろう?
開発とは、知識を開き導くこと。
開発とは、知恵や能力を導き出し、活用させること
「キャリア開発」とは、仕事をしていく上で、自分自身の知識を広め、知恵や能力をフルに活用すること、、、という解釈になる。
組織の中で働いていくと、この知識を広めたり、知恵や能力をフルに活用したくても、自分の望み通りにならなかったり邪魔が入ったり、もしくは適切な評価が得られなかったりすることもあると思う。
そんなときに、転職相談ではないキャリア開発のための、「キャリアカウンセリング」を試してみるといいと思う。
最初は、不満な気持ちをぶつけてもいい。不満な気持ちを言ったからと言って、カウンセラーは「ダメな人」とは判断しない。カウンセラーは不満を吐き出すことの効果を知っている。不満な気持ちを吐き出していると、やがて自分の中にある大事なものがみつかってくる。大事なものを大事にするためにどうするか、そして、今回の不満を活かして何を開発するのか?がだんだん見てくる、、、。ひとりで悶々とするより、タイムパフォーマンスが良い。
こんなことを書いている私は、人に相談することができないタイプだったから、ひとりで悶々として、ひとりで解決してきた。ひとりで解決するのもいいけど、自分のことを理解してくれる相手と、じっくり向き合う方が免疫力が上がっていく。自分のことを開発するいいタイミングは、実は「悶々としている」とき。そんな時にサポートしてもらうと、新しい捉え方や感じ方を身につけることができるはず。