つみき株式会社の金融経済教育
南が思い描く金融経済教育とは
今日は、私が描く金融経済教育の理想像についてお話ししたいと思います。
よく「子どもたちにお金の知識を身につけてほしいのか?」「株式投資を教えたいのか?」と聞かれることがありますが、実はそれが教育の根本ではありません。
もちろん、子どもたちにお金の知識を身につけて資産運用を行えるようになってほしいという願いはあります。しかし、それ以上に、金融経済教育を通じて子どもたちが社会を広く知り、自分の可能性を広げていくきっかけを作りたいと考えています。
私が株式投資に出会ったきっかけ
私が初めて株式投資に触れたのは19歳、大学2年生のときでした。
ゼミ活動が始まったばかりの頃、先生から「株式コンテストに出たい人はいますか?」と声をかけられ、何もしていないことにモヤモヤしていた私は思い切って手を挙げました。こうして挑戦したのが日経ストックリーグという株式コンテストです。
日経ストックリーグとは?
日本経済新聞と野村証券が主催するコンテストで、仮想資金500万円を元にポートフォリオを作成し、レポートの内容を競います。最優秀賞を取るとニューヨークの野村証券支店を見学できる特典がありました。
ゼミとしても初の挑戦で、私は先輩たちとチームを組みました。まだエクセルの使い方すらわからなかった私ですが、先輩方から決算書の読み方や投資の基礎を教わりながら、試行錯誤を繰り返しました。
日本経済新聞の購読を始めたのもこの時です。それまではTwitterやInstagramで情報収集をしていましたが、新聞を読むことで社会の動きがより具体的に見えるようになり、日常的に学び続ける習慣が身につきました。
学びの成果とその後
結局、最優秀賞を取ることはできませんでしたが、3年間コンテストに参加したことで、社会人になってからも新聞を読む習慣が続き、金融経済の知識が徐々に蓄積されていきました。この経験が、未来を予測する力や社会を広く見る視点を育ててくれたと感じています。
子どもたちに必要なのは「社会を知る」こと
この経験から強く感じたのは、「社会を知ること」の大切さです。
多くの子どもたちは、勉強の先にある社会との結びつきをイメージできないまま学んでいます。そのため、「なぜ学ぶのか」が分からず、モチベーションが上がらないことが多いのです。
金融経済教育は、社会を知るための絶好の入口です。例えば、株式投資を学ぶことで、企業の成り立ちや経済の仕組みに興味を持ち、そこから自分の可能性を広げていくきっかけが生まれます。
さらに重要なのは、「自分を知る」ことです。キャリア教育を通じて、自分の好きなことややりたい気持ちを掘り下げ、人生の選択肢を広げ、自分で選択する力を身につけてほしいと思っています。
つみきが目指す教育の形
つみきでは、次の2つの教育プログラムを提供したいと考えています。
金融経済教育
子どもたちが社会を知り、可能性を広げるきっかけを作る。
キャリア教育
自分を知り、未来を切り拓く力を育む。
継続的に社会とつながる経験を提供し、自分の「好き」や「やりたい」を見つける機会を創る。
キャリア教育については例えば、外部講師を招いたり、実際の職場を訪れる活動を通じて、職業体験や社会との接点を増やしていきます。カフェ運営や農家訪問などのプロジェクトも計画中です。キャリア教育については次回以降にブログ記事を書こうと思います。
最後に
子どもたちが自分を知り、社会を知ることで、人生をデザインする力を身につけていく。
そんな教育の場を、私たちは作りたいと思っています。
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また一緒に未来を創る教育について考えてみたい方、話したい方はぜひコメント欄や他のSNSからもご連絡をいただければと思います。