74日目 カムカムおじさんと仲間たち
部屋で一息つこうにもムハンマが「what are you doing? come! 」と呼びかけてくるので、私たちは彼をカムカムおじさんと呼んでいた。イランの食糧自給率は80%以上だとか、おしん、サッカーの試合での礼儀正しさ、震災時の助け合いなどを見てたから日本の印象はすごくいいんだとか、とにかく喋り続けるのです。
2016年6月13日(月)
あれからもっとゆっくりしていってほしいと懇願されさらに一泊。夜の遊園地でピクニックをしたり、空腹ってなんやっけというほどお腹満腹の時間を過ごす。
女の人は綺麗で、化粧に余念がなくて、ムハンマの妹さんは鼻を手術したとあっけらかんと言っていた。ちょっとツンとした鼻が美しいらしい。私のもビューティフルと言ってくれたらしいけど…何て小さい鼻だ。
ムハンマのおしゃべりはちょっとウザいくらいの時もあるけど(社会的すぎてくどい)伝えたいことがいっぱいあるから故と分かるし、いくらでも質問していい相手というのはなかなかいないから面白い。
イランは資源が豊富だけどその上にあぐらをかいてるから問題だとか、イスラム、アジアの文化はinner world に向かうのに対してヨーロッパ・アメリカは力を示そうと外に外に向かうから嫌だとか、ヨーロッパが歴史的に何をした?ってちょっと敵意を見せたり…
けどそれをしたのは昔の人で、今を生きる人じゃないし、あと政治&国と個人は別物だよねってところに必ず戻ってくるのでちゃんと話せる。
娘のパーニャンがツバサ・オオゾラが好きみたいで、というかみんなキャプテン翼が好きみたいで、私らはツバサ・オオゾラの国から来た人という位置付けのようだ。アニメパワーすごい。
ずっと欲しかったシムフリー携帯、ムハンマのヘルプによって65ドルくらいでさっと買えて、しかもイランのSIMカードをチャージまでしたうえで貸してくれた…優しすぎる。私らにお金を使わせたくないという気持ちが強い。
また帰ってくることを約束していったん最後の晩餐。
イランの他の土地を見るためにバスターミナルへ。近代的!でも英語表記ないよ〜
○わっちゃん心の俳句
ノートブック バスに忘れて 金をくれ
(これ次の日のですね)