水美

イラストと読書と手芸と世界一周とBTSの人。世界の墓地探訪家。ざぶざぶと情報におぼれる現代でただ忘却し続けるのも癪なので、好きなものや心の機微を備忘しようと思います。知的好奇心に頭脳が追いついていないタイプです。

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イラストと読書と手芸と世界一周とBTSの人。世界の墓地探訪家。ざぶざぶと情報におぼれる現代でただ忘却し続けるのも癪なので、好きなものや心の機微を備忘しようと思います。知的好奇心に頭脳が追いついていないタイプです。

マガジン

  • いつかの世界一周旅行記

    2016年に一年かけて世界一周旅行をしていた当時の日記を掲載します。 「深夜特急」やブログの旅行記などを読んだ後、実際体験してみた印象は「アジア諸国も全然安くない!」「良くも悪くも文明の利器でトラブル少なく辿り着けるよな」ということでした。 猛スピードで変遷していく世界を併瞰して眺めるのに、各時代の旅の記録の蓄積は役立つのではないでしょうか。 勝手に色々言ってる私たちの言動も、その時の普通の人の価値観のひとつとして何かを示唆することもあるでしょう。 未来に証拠を放り投げる気持ちでここに置いていきますので、外国まで旅をしたい人、したことがある人、読んでいただけると嬉しいです。

  • みんなのフォトギャラリー

    みんなのフォトギャラリー用で使用いただいた記事をまとめています。使って下さった方ありがとうございます!!

  • 思考集

    日々考えたこと。

  • みんなのフォトギャラリーイラストまとめ

    描いたイラストをまとめています。検索してみんなのフォトギャラリーでご使用いただけます。

  • 世界墓地巡り

    世界を回って訪ねた色んなお墓を紹介します。日本のお墓のイメージだけを持っていると驚くような、バリエーションと深みと発見があります。

最近の記事

126日目 南フランスからパリへ

フランスってパリのイメージが強いと思うけど、とにかく広い。でかい。移動していると茫漠としてくる感じ。車で一周などしてみると楽しいかもしれない。 2016年8月4日(木) ティアゴと連絡先を交換して、ジョスから「君らが畑を持つことがあったらwwoofしに行くよ〜」と見送られお別れ。ティアゴの故郷ポルトガルに行きたくなったし、ここにも戻ってきたいと思う。良い出会いだったなあ! 車窓から、小さな水車小屋のオブジェが立つ小屋などが通り過ぎていくのを見る。 ボルドーに着く。ムー

    • 125日目 石がジャガイモになれるなら私も何にでもなれるかも

      もう終わりと言いながらしっかり働いてる。労働とは喜びである。時と場合によって。 「あまりにもジャガイモに似ている石」の不可解さは忘れられない。「擬態対象にそっくりな虫」ですら過程が謎なのに、無機物である石がイモに似るとは。 2016年8月3日(水) もう終わりと思っていた豆の収穫がまだあったらしい。例のビニールハウスでやったら、また身体がぶっ壊れた。爆発するくしゃみと止まらぬかゆみ、この世にはどうしても適わないものがあると知る。 せめてこれで免疫がついたら良いなあ。

      • 124日目 私たちには立ち入れない場所がある

        たくさんあるビニールハウスの名前を国の名前にしていて、その一つが「ザンジバル」だというところが、生きてる世界が違うという感じ。すごく近い感性と同時に、すごく遠い文化や目線を感じることもある。それでこそ、だと思う。 2016年8月2日(火) 今日もひたすらweeding。すっかりweeding crazy。 わっちゃんの鼻がぶっ壊れたので、ジョスが「もうZANZIBAL(一足入れば私たち夫婦のくしゃみが止まらない恐怖のビニールハウスの名前)には行かせない」と言っていた。

        • 【みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.43

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          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.42

          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.42

          123日目 天国の中にある魔のビニールハウス

          わたしたちの鼻のぶっ壊れ方はすごかった。大陸の皆様が平然と薄着で作業するなか、私たちは息が苦しいほどくしゃみを繰り返し、顔を掻き、「死ぬ気か!もう働くな」と何度も言われた。特に魔のビニールハウスがあり、私たちは立ち入り禁止レベルだった。 弱い。たぶん日本人の体は、とても弱い。大きな大陸内で混ざりあったDNAは強いという仮説を立てたけど、どうだろう。 2016年8月1日(月) 仕事最後の日。ビーンズのハーベスト、からのにんじんエリアのweeding。やはり夢中になるのであ

          123日目 天国の中にある魔のビニールハウス

          122日目 4月目の支出まとめ

          2016年7月31日(日) 1日のんびりする。 親子猫のモヒータとカムーシュの絵を描く。 写真を見て描くのとは違う面白さがある。 母猫が子猫に教える木登りレッスンの様子を二人で眺める。パピャピャピャ!と駆け上る!果たして降りられるのか⁉︎お、クタクタクタッとなったぞ…などあれこれ言いながら。 私らに対してテリトリーを広げている感がある猫たち。 真夏なのに信じられないくらい寒い。日本って暑い国だな。 サルサパーティーに行っていたジョスとヨークは、混んでいて踊る場所が

          122日目 4月目の支出まとめ

          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.41

          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.41

          121日目 キャラバンの中、嵐に包まれる夜

          workawayのことを何度も書いてますが、旅好きの方はぜひサイトを見てみてほしいです。ただ世界を通り過ぎる旅行をして回るのは飽きるけど、人と繋がって日常の空気を味わえば、世界地図は浮かび上がるように厚みを増します。 2016年7月30日(土) 朝も早よからマーケット。おつかれのジョス… 先週も見た顔がちらほらで嬉しくなる。 目の前のパン屋さんは今日も朝11時からビールを飲んでいる。 合間に川の上の運河というのを見物に行って、気持ちよくランニングする人を見る。 駅で

          121日目 キャラバンの中、嵐に包まれる夜

          120日目 思い出もこころの木陰となる

          毎日昼寝をした木陰。ここは今でも、私の心の中に木陰を作っている。風が気持ちいいのなんの。湿気もなく、蚊もおらず、適温で、ひらけていて、人は来ない。こんな場所といつか出会えますように。 2016年7月29日(金) ●27日のメモの続き something born from human pride and the quest for pleasure can not be considered true culture. true culture is born withi

          120日目 思い出もこころの木陰となる

          119日目 古い教会と曇り空、そしてネギマシーン

          家の周りに何もないとはよく聞く言葉ですが、ここは本当に何もないです。広大な土地が広がってる。好奇心旺盛な旅人の歩く気すら失せさせるような…いつもならすぐ周辺を確認しにいくのに、この日になってようやく散歩に出たのは、そういう理由でしょう。 2016年7月28日(木) ●26日のメモの続き “Whether autumn will bring wind or rain, I can not know, but today I will be working in the fi

          119日目 古い教会と曇り空、そしてネギマシーン

          118日目 WWOFERのなんて事ない日常

          ここでの暮らしがすっかり生活になっていることが、写真が減ってることから分かる。暮らすような旅をまたしたい。 2016年7月27日(水) 早朝から起き出し午前中農作業、午後昼寝とのんびり、食事は自家製オーガニック野菜がメインのベジタリアン食。 この生活をしていると、ものすごく体の調子が良い。便通もばっちり、眠りも深く気分が良い。 大阪で働いていた時はやたらとお腹が空いていたけど、今それがないのは、毎回腹八分目でぱんぱんにしてないからか、それとも作業に集中して気が回ってない

          118日目 WWOFERのなんて事ない日常

          117日目 南フランスの小さな町歩き

          写真はあるが、日記の記述がない。この日は仕事だったようなのに、どこに行ったのだろう。 2016年7月26日(火)

          117日目 南フランスの小さな町歩き

          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.40

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          【 みんなのフォトギャラリー】用イラスト vol.39

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          116日目 この朝陽があれば何もいらない

          朝キャビンから出たらこれなの。言葉いりますか?人生、これで良いって、今でも思うのです。 2016年7月25日(月) 朝から豆の収穫。プチプチいっぱい獲る。 バッタをはじめ、色んな虫たちと友達みたいな気持ちになってくる。 クレート三杯分たっぷりとってお昼。 2時半から「急ぎだから助けて〜」と頼まれた仕事をする。ぶどうの木の横に杭を打って、そこにワイヤーを張るなかなかの力仕事。人を殺せそうな力で本気でハンマーを打ち下ろす夫の姿を、私は初めて目にした。 5時に仕事を終え、

          116日目 この朝陽があれば何もいらない