69日目 サランコットの丘でヒーローに救われる
旅で一番好きだった場所は？と聞かれて私の脳裏に浮かぶ場所の一つがここなんです。よほどの旅人でなければ知らない、興味も持たないヒマラヤの近くの丘。
何となく辿り着いた場所で、好きな景色を発見して、ちょっとした出会いがあって、その場所がじんわり心に住み着いた。私だけの天国を地球儀上にいくつも持っていることが、自慢です。
2016年6月8日（水）
５時起きでコーヒーを飲んでサランコットのトレッキングへ向かう。
レイクサイドをぐるーっと越えて、しばらく進んで山の方へ入る。
それが何と間違った道だったようで、どんどん道なき道へ。
頑張って登れば広いところに出ると信じて歩いても人の畑ばかりなので、諦めて帰ろうかと思う。
けどどうしてもそれは嫌で進んでいたら、ヒルに足をかまれて絶望。
そこにヒーローが現れる！！
今すくそこで孤児院をしているという元ガイドのお兄ちゃんが、こっちに来れば道だよ〜と声をかけてくれる。ついでに一緒にしばらく歩く。私たちを助けられたことをすごく喜んでくれる、いい人だった。「you are our hero 」と言ってバイバイ。
道がハードでくたばりつつ、時折挟み込まれる絶景に心洗われながら、なんとか上まで辿り着く。
すれ違う人たちと、ナマステーとあいさつし合うのも楽しい。さすが山の人々、フレンドリー。
夜はまた美味しい日本食レストランへ。私は日本のカレーライス、わっちゃんはカツ丼を食べる。至福。
眠い。
○わっちゃん心の俳句
一日の 終わりにカツ丼 幸せだ
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