60日目 こどもの扱いに文化を見てしまう
それぞれがそれぞれの場所でそれぞれ学んできたように頑張って生きてるのだろうし、通りすがりで判断するのは傲慢だろう。
それでも子どもがのびのび笑ってる素晴らしさを知っているので、その普遍性も知っているので、一人でも多く守られていてほしいと祈っている。
2016年5月30日(月)
二日酔いでぐでーんと起きると、わっちゃんがカトマンズ行きのチケットを手配してくれていた。
そう、私たちは観光のメインであるはずのインド北部はもう行かず、ネパールに逃げる決断を下したのです。ヘナチョコバックパッカーと呼ぶが良い!暑いんじゃ!!キツイんじゃ!!
脱出、嬉しい。
オーナーさんの息子Sちゃんが号泣する声がする。お父さんに怒られている様子。私らにはやさしいけど、オーナーさんのお手伝いさんへの対応とか、Sちゃんへの厳しい顔がずっと気になっていた。昨日のナーリーさんの話では、日本人の奥さんはDVで出ていったという噂があるらしい。あり得ると思ってしまった。それで置いていかれてしまったらしいSちゃん。お母さん側にも、色んな事情があったのかもしれない。
過剰な程のゲストへの甘えぶりは、寂しさによるものだとひしひしと感じる。
本当にかわいそうだけど、この地では他の子供が号泣するところもよく見る。ムチで叩かれたりもしている。そこに通りすがりの私らに口出しできることはない。ウーム。子供には幸せであってほしい。「死なないオバケ」と「グルグル遊び」が好きなSちゃん…
ちょっと川に散歩に行く。
あとは暑くてくたばっていた。
ご飯に行って戻る途中、昨日バスの手配をお願いしたおじさんが呼び止めてきて、そのバスがキャンセルになったと言う。こんなこと初めてらしい。エアコン付きスリーパーバスからエアコンなしセミスリーパーに変更。後から思うとやや高いし、でもだましとしてもどんなだまし?とよく分からない。
とにかく予約し直してしてすぐ宿出る。
Nくんとオーナーさんがお見送りしてくれた。
ボコボコ道を、席倒れないセミスリーパーバスで進む。めっちゃ寝にくい。あのおっさんめ〜と思う。あの人が悪いかは分からないけど。悪くなかったらごめんね。
○わっちゃん心の俳句
この旅で 一番ツライ バスでした