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ウェブ解析士取得から10年目の振返り


これは「WACA Advent Calendar 2024」の24日目の記事です。

昨日は根津 清香 | 上級ウェブ解析士さんの「会社の看板背負ったウェブ解析士になると決めた話(仮)」でした。

はじめに

ウェブ解析士を取得から現在までを振り返り、体験談を交えて資格取得して良かった点をお伝えします。

私の資格保有歴

2013年5月初級ウェブ解析士を取得し、すぐ上級ウェブ解析士を取得。少し時間が空いて2016年にウェブ解析士マスターを取得しました。資格取得して10年以上経過しています(書いてる自分も驚いています)。これからもウェブ解析士を通じて皆さんと交流したいので、よろしくお願いいたします。

ウェブ解析士を取得するきっかけ

東京の大規模プロジェクトに参加し、大きな期待とプレッシャーの中で挑んだものの、結果は失敗と撤退。当時の私は「なぜ失敗したのか?」という答えの見えない疑問を抱えたまま次のステージへ歩もうとしてました。

ただ、疑問を抱えたまま次のステージに行くのは、自分にも会社にも良くないと強く感じてました。そんな時に目に留まったのがウェブ解析士の存在。

「これが答えを見つけるヒントになるかもしれない」と思い、一歩踏み出したのです。(ウェブ解析士協会のインタビューでもお伝えしてます※1)。

ウェブ解析士取得時の印象

初級ウェブ解析士は役立つが分からず不安でしたが、公式テキストが手元に届き、学習していくうちにポジティブな印象へ変化していきました。初級ウェブ解析士を取得し、ウェブマーケティングの基礎知識を体系的に学べた時は達成感がありました。でも「疑問に対する答えは掴んでない」と感じ、私はすぐに上級ウェブ解析士への挑戦を決意しました。

上級ウェブ解析士は手と頭を動かす課題が中心でした。ここら辺から、自分が掴みたいと思う内容に出会えたのが嬉しかったです。上級ウェブ解析士を取得後、早速プロジェクトの失敗を振り返りつつレポートを作成。疑問に対する答えを自分なりにレポートへ落とし込み、会社へ提出できました。実務に活かせてよかったですし、私の人生が変わった瞬間でもありました。

ウェブ解析士マスターは課題の質と量、受講期間、受講料が段違い。Googleアナリティクスをはじめ、ツールを使い提案書の作成とフィードバック。最後は講師としての立ち振る舞いを学ぶ機会を頂けました。取得まで課題に何度も挫けては進むという厳しい内容でしたが、周囲に助けられ取得できました。

ウェブ解析士を取得して良かったエピソード

私の実体験から特に良いなと思うエピソードをお伝えします。

社内のウェブマーケティング立ち上げがスムーズ

社外のパートナーからインハウス研修を頂いただいたのですが、通常は1ヶ月程度は必要でしたがスムーズに学習出来ました。社外のパートナーさんは、スムーズに学習する私を見て驚いてたので、ウェブ解析士で学んだ事が仕事に活かせたと思う瞬間の一つでした。

社内営業や人材育成で資格で得た知識や体験が活きる

・新メンバー参加時の社員教育
新メンバーの教育では、初級ウェブ解析士で学んだ指標や計算方法の知識が大いに役立ちました。同じ基礎を共有することで、チーム全体での共通言語が形成され、スムーズな連携が可能になりました。

・社内の組織を動かす時
上級ウェブ解析士やウェブ解析士マスターの経験が活きます。カリキュラムのおかげで数字やロジックに強くなり、提案書の表現や質が上がりました。資格所有者という信頼感から、説得力も増しました。

・外部のパートナーと連携
提案内容を自分で消化しつつ不明点や疑問点を洗い出し、質疑応答ができ納得して提案を進めることができます。相手に依存せず、対等な関係を構築できるので施策がより洗練されていく場面も多々ありました。

会社員では経験できない貴重な体験もできます

・自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表※2
ウェブ解析士マスターを取得時にお声掛けを頂きました。会社員だと社外で多数の方に発表する機会を頂くのは中々ありません。今でもアマゾンに掲載されており、形に残る良い経験を頂きました。

・ウェブ解析士協会支部のイベントに参加
桑島さんから声掛けを頂き、フォローアップテストやセミナーの講師をする機会を頂きました※3。ウェブ解析士を通じてお仕事に繋がったのは本当にありがたいです。

異業種交流会ができる

色んな方々と交流出来ます。今年一番面白かったのは「Glove Story」制作者のウェブ解析士マスター 八木さんとの出会い。

ウェブ解析士協会でゲーム制作があったのは個人的に刺激的でした。制作背景を知り、遊んでみると「いろんな仕掛けがあって面白い」が第一印象でした。その後、X(旧:twitter)のスペースでふじねさんと八木さんの会話を聞いてくうちに「繋がりたいな」と思い、飛び込んでいきました。

X上で色々と交流を進める中、ふつふつと「Glove Story」のファンゲームを作ってみたいという気持ちが芽生えていきました。ただ、私はゲーム作りは未経験。どうしたらと悩んでましたが、Scratch(名称はスクラッチ。小学生から高校生を対象としたビジュアルプログラミング言語)を触れた経験を思い出し、制作できそうなゲームがないか探しました。

幸いにもScratch(スクラッチ)はネットやYoutubeでゲーム制作の情報や動画が沢山ありました。ファンゲームはタイピングゲームが良いと思い制作。※4。

タイピングゲーム制作後、公開して良いものかと不安になりましたがGlove Story公式様からOKを頂いて世に出すことができました。ウェブ解析士をつうじて化学反応がおき、充実感を覚える出来事でした。

読んで頂きありがとうございました

10年をダイジェストのように振返り、ウェブ解析士を取得して良かったと思うエピソードをお伝えしました。ウェブ解析士は、ウェブマーケティングを体系的に学べて、実務に活用でき、さらに多方面の方々と繋がりを得られ未知の経験を学びを得られますよ。

明日は、とぐちゆうこ|リブランの歌う広報宣伝さんの「ウェブ解析士会議感想」です。お楽しみに。



※1 ウェブ解析士のインタビュー(前職時代)


※2自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集


※3 セミナーやフォローアップテスト講師


※4 ファンゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/1071364604

本家「Glove Story」はコチラ


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