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お気に入りの喫茶店に寄り道した話

 休養明けの初出社をしてきました。帰りにお気に入りの喫茶店に寄り道しました。落ち着いている、甘いものが美味しい、煙草が吸える。コーヒーと甘いものと煙草、トリロジィ。

 ひとと会うということは、よくもわるくもひとと会うということであり、それ以上でもそれ以下でもない。それ以外のなにかがあるとするのならば、それはあくまでもそれ以外のなにかです。
 やっていけそうな気がしたり、やっぱり社会が向いていない気がしたり。おかえりと言ってくれるひとがいたり、やすんでることを知らなかったひとがいたり、はじめましてのひとがいたり。

 とにかくいつにも増して感情が薄くなっていっているので、だからこそくるしみとかはないし、ただ淡々と感覚を取り戻していくか、それだけ思いました。

 お気に入りの喫茶店で煙草を吸っているとなぜかいつもよりあたまが痛くなります。そんなことを考えていると今日なにか平常時とは違う感覚になったことがよぎったのですが、それがなんだったのかはすぐ忘れてしまいます。
 ものごとをながく頭に留めていられない、それがいちばんの悩みどころですね。

 なんにせよぼくがいない間に外側の世界は大きく動いてしまった気がするし、なにも変わっていない気がする。
 相変わらずこの夏の記憶はあまりない、もう九月も終わりか。

 当面在宅と出社をまぜこぜしながら働くことにはなりそうですが、ただ淡々と感覚を取り戻していくか、それだけです。

 夜は冷え込むようになってきたので、お身体にお気をつけて。お互いに。

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