やりたいことがあるのは不幸か幸せか?

私は、アナウンサーになりたかった。
中学生の頃、アナウンサーになりたいと思った。

きっかけは、コンプレックスだった声を放送部の体験入部で初めて褒められたことだった。

私は小学生の頃いじめられた経験があり、標的になったのが他の人よりも高い「声」
放送部に入部して活動することで、校内でも、校外(NHKの放送コンテスト)でも、「声」を褒められるようになった。

そこから始まり、放送部で活動していくうちに、プロのアナウンサーとして高いアナウンス技術を持って情報を届けることに強い関心を持ち、14歳の頃、夢はアナウンサーと心に決めた。
また、いじめられた経験から社会的弱者等の社会問題にも関心が高く、情報を届けることで他者の人生に寄り添うことができ、社会を変える第1歩を担う人になりたいとも考えており、絶対にこれしかないと思っていた。平たく言えば、困っている人を情報を届けることで助けたかった、ということ…

たいそうな夢である。

しかしながら、大学4年生で迎えたアナウンサー試験、全敗。70社は受けたと思う。正社員のアナウンサーは諦めて、契約社員でもアナウンサーになりたいのか、リポーター試験を受けようか悩み、踏ん切りがつかず、やりたいという気持ちにはリセットして、就職活動2年目、不動産会社、百貨店に内定を3社いただき、結局百貨店に正社員として入社した。

だがしかし。

入社して3年百貨店で働き、社会人として人なりの苦労、そしてやりがいも感じており、楽しかったのだが、アナウンサーになりたいという気持ちが再燃し、6ヶ月前に会社の退職を決意し、3ヶ月前に退職した。
日々、やりたいことへの実現に向けて、悩み、努力している最中である。

私がやりたいことってなんだ?と最大の謎を抱えながら。現在、フリーアナウンサー・ナレーターを生業にしています。

14歳の私が思っていたことを27歳の私も思っているのか?

と、書いていて思い、うーん、こんな感じでやりたいことに振り回されているのが現在の私。

私はアナウンサーになれなかったとき世の中には成功話ばかりが取り上げられており、そのことが、これ以上にしんどいことはないってくらい、とてもしんどいと思ったのです。
だから、夢が叶わなくても、やりたいことがスムーズにできていなくても、幸せを追い求めている私のこと、発信しようと思いました。

アナウンサーになれなかった人。
夢が叶わなかった人。
私の文章が届いたら良いな。
そんな人は、みんなどんな風に生きているんだろう。私自身も知りたいこと。

自分の心の整理にもなるし、
少しでも励みになればと思うので、
noteに日々の思いを記録していこうと思います。

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