モーニングnote:毎日コツコツ
行き詰まりについて昨日書いたけど、抜け出す方法を思い出したから書いておく。
私の言う「行き詰まり」は、大きな問題を乗り越えた後、怒涛の仕事をやり遂げた後ふと平和になったときに感じるもの。大きい目標を掲げて目指す、ということがなかなかできておらず、いつも目の前のことをとにかく乗り越えるというやり方になってしまうので、たまに「次は何をしたらいいんだっけ?」と途方に暮れることがある。
そういう時は「実感がない」ことが問題だ。人に喜ばれているとか、誰かにいい影響を与えているとか、意味のあることをしているとか、そういう実感が持てないことで、どんどん自信が失われて元気がなくなってくる。
そうなる前に、行動しよう。まずは「目の前の人を助ける」ことをする。道に迷ってる人を助けたり電車で席を譲るのもいい。頼まれごとを引き受けてみたり、相談されたことについて真摯に返したり、誰かに喜ばれてかつ自分のためにもなりそうなことに15分でも30分でも時間を使って調べてみたり実験してみて「こうだったよ」と教えるとか。そうすると、自分のどういう部分が人に喜ばれるのか、人に求められているのかが分かる。
私のような「ディレクター」「編集」とかいう形のない部分で価値を生む仕事の場合は特に、時々自分の価値のあり方を見失ったり、アップデートが必要だったりするので、何日間か無心に人の役に立つことばっかりやる、と決めてみるとよい。
あとは、「人の良いところを見つけて褒める」ということも大事だ。目の前の問題に精一杯になっているときは、誰かに助けてもらっても気づきにくい。落ち着いてよく周りを観察してみると、思わぬ人が自分を助けてくれていることに気づいたり、あまり意識したことのなかった人が実はとても良い動きをしてくれているおかげで自分が助かっているようなこともある。
行き詰まっているということは、目の前の取り組むべき課題を見失ったということなのだから、余裕はあるということ。その余裕を、人のいいところ探しに充ててみる。そして、本人に直接感謝の言葉を伝えたり、「〇〇さんのこんなところがいいよね」と社内のほかのメンバーにも言ってみたりする。
そうやっていくと、また頼られたり、頼まれたりする機会が増えたり、自分のとるべき行動なんかも見えてくる。
昨日1日、こうやって意識して行動しただけで、何となくやるべきことが形を表してきたような気がする。毎日コツコツ、進んでいこう。
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