初めての一人旅。【ラオス、ルアンパバン】
昨年1年、ハノイに住んでいた。そして何度か一人旅をした。その時のことを、今更だけど書いておきたくなった。書かないとだんだん忘れてしまうなぁと。何から書こうかと考えた時、すぐに浮かんだのがルアンパバン。ラオス北部にある古都。初めての一人旅。そして一人旅が大好きになった場所。
この旅、もともとは一人旅の予定ではなかった。友達と3人でタイへ行き、そのままラオスへ行く計画。友達2人はタイから列車で首都ヴィエンチャンへ行くことに。でも私はもともと都会にそんなに興味もなく、街全体が世界遺産というルアンパバンにすごく惹かれて、そっちに時間を割きたかった。それで、まずは別行動、後から来る友達と合流するという予定だった。でも結局、一人旅が楽しすぎて友達とは合流しなかった。そんな初めての一人旅。
初めはとにかく不安だった。ツアーじゃない海外旅行もほとんど初めて。言葉も分からない国。『地球の歩き方』を何度も読んで、ネットで情報を集めて、スマホが使えなくなった時のために手帳にもたくさんメモして、行ったことがある友達にもあれこれ質問して。そうやって準備したおかげか、大きな問題はなく意外と何とかなるもんだなと思えた。空港から宿まで辿り着いて、スマホで地図を見ながら目的地まで行って。始めはそんな風に自分一人で一つ一つクリアしていくのがとにかく楽しかった。
初めての一人旅がルアンパバンだったのは本当によかったと思う。歩いて回れるくらいの街の大きさ、観光地だからこその治安の良さ、お寺と自然の美しさ。そして何より人の暖かさ。
一人でふらふらした街はこんなところ。
公園から見下ろす景色、たくさんのお寺、可愛い星型の飾り、メコン川に沈む夕日、毎日開かれるナイトマーケット、早朝の托鉢。見るもの全てが魅力的で、長閑な雰囲気で、本当に居心地のいい街だった。
2日目、3日目は少し足を延ばしてクァンシーの滝、エレファントキャンプへ。
想像以上の大自然の美しさ。私は自然が大好きなんだと気付けた。
帰りに寄った小さな村も素敵だった。
そういえば、帰りの空港に向かうトゥクトゥクで少し涙が出た。あまりにも人に恵まれていて、楽しくて、幸せで。旅行の帰りに泣くなんて思ってもいなかったけど、それくらい楽しかった。
また絶対一人旅する!次はどこに行こう!ルアンパバンはそんな風に思わせてくれた場所だった。
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