【川崎町だより】〜しめ縄づくり〜
みやぎ川崎スプリングさん主催の
“技の匠 しめ縄づくり”のワークショップに参加しました☺️
川崎町在住のしめ縄の匠、追木さんの手にかかると
藁の束からあれよという間に編み目がうまれ
それがみるみる、しめ縄になってしまいます✨
その鮮やかさたるや、、、
「マジックみたい‼︎」という声があがるほど💕
見よう見まねでやってみるも
手のひらで“より”をかけるという作業がすでに難しくて
なかなか思うようにいきません…😭
自分の不器用さを恨めしく思いながらも
かつては、農作業の傍ら、お正月に向け
このような飾りを手作りして(買うのではなく!)
良き新年を迎える支度をしていた昔の人々の
なんともいえない豊かさを感じました☺️
アケビ蔓細工といい、藁をつかったしめ縄づくりといい
日常の生活の中に生きた伝承があって、
そのなかに、“美”があって。
蔓、藁、竹…なんでもない身近な材料を、
知恵と丁寧な手作業と、美的感覚とをもって
最大限に生活のなかに活かしていた、かつての日本の人々。
彼らの生活には、バルトークがルーマニアやハンガリーの村人の生活に触れたときに
「ここには工場の大量生産によるものなど何ひとつない。
すべてが彼らの手作業による、美しいものばかり」と、
驚嘆したのと共通するものが息づいていたに違いありません。
「バルトークが特に良かったよ」
「バルトーク(ルーマニアのコリンダ)をもっと聴きたい」
「(バルトークを聴いて)何か近しいものを感じました」
嗚呼、こんな感想を受けとる時が訪れるなんて…。。
ハンガリーに留学した時には、これから
バルトークの作品の研究や演奏、紹介をライフワークにしていこう、という志を抱いて帰国したものの
力不足でなかなか良さを伝えることができず、
挫折感を味わうことが何度もありました。
でも、昨年コロナ禍になったことをきっかけに、
こうなったら、コンサートではできない、“ひとつひとつに解説を付ける”スタイルでYouTubeで紹介しよう、と
“バルトークチャンネル”なるシリーズを半年間毎日更新。
↓
バルトークを毎日弾いていたら宮城(故郷)が無性に恋しくなって、帰郷を決意。
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移住して川崎町の皆さんと触れあっていたら、
「ここの皆さんは、説明なんかなくてもバルトークの伝えたかったメッセージを受け入れてくださる」、と、直感‼︎
昨日は、その直感が間違っていなかったのだ…と
胸のおくから込み上げてくる感慨がありました。。
(前列真ん中がわたし)
簡単、便利…は買えるもの。
でも、買えないようなものにこそ、
本当に豊かで美しく、かけがえのないものがあるように
感じられてならないのです。
効率のよさや便利さ、手軽さに惑わされず
魂を満たしてくれるものを受けとめられるよう、
いつも心を柔らかくしていたいものです☺️
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