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深セン視察レポート 1日目

初日は移動日。
福岡空港から香港空港へ。香港には入国せず、そのままフェリーに乗って深センに行きます。(乗船時間は30分程度)
深セン蛇口港で入国手続きをし、タクシーでホテルに向かったのですが、この時点で小さな気づきがいくつか。

気づき①
タクシーの運転手が日本よりも遥かに若く、料金も格段に安い。
深セン滞在中に何度もタクシーに乗ったが、ほとんどが推定20代。(一方で、香港に渡ったあとに乗ったタクシーはおじさんでした)
その若さゆえに、スマホリテラシーが高く、Wechat Payはもちろんのこと、DIDIなどの配車アプリも華麗に使いこなすのか。
またそれによって生産性高く次から次へと乗客をゲットし、料金が安いから乗客側も気軽に使う、という好循環になっているのか。
ちなみに料金は初乗り10元(約160円)で、30kmくらいの長距離を乗っても100元未満でした。

気づき②
ただの“効率的な移動手段”に徹している。それ以上でもそれ以下でもない。
おもてなしなるものは一切ありません。荷物をトランクに乗せるのはセルフだし、運転手は運転中に家族や友人と電話し始めるし・・・
一方で乗客側も特にルールはありません。日本だと後部座席の運転手と対角線の位置に座る場合が多いですが、深センでは助手席に座る人が多かった。
運転手は電話し、乗客はイヤホンで耳を完全に塞いでいる。そんな二人が並んで無言でドライブしている光景は、日本のそれとはかなりのギャップがありました。

気づき③
少々の車線変更ではウインカーは出さない。後続車は暗黙で譲る。
「怖い!」というのが率直な感想ですが、これもある意味中国らしいというか。とにかく効率を重視し、最大片側6車線の道を右へ左へ縦横無尽、華麗なジグザグ走行で駆け抜ける。マリオカートのような世界観でした。
到着早々、日本の秩序の良さが創り出す安心感が恋しくなりましたが、秩序に縛られ過ぎると効率や成長が鈍化する、というジレンマも同時に感じた初日でした。

ホテルは、「サンシャインホテル」というところに宿泊しました。

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