福岡マラソン チャレンジチーム①
昨日から福岡マラソンチャレンジチームが始動しました!
公式アンバサダーのeffect run、抽選で選ばれた一般ランナーの皆さんで構成されるチーム。LINE MUSICをはじめとするLINEのサービスでトレーニングをサポートさせていただきます。私はコーチを務めます。
さて、早速昨日の練習のおさらいです。
初回ということもあり、基礎固めを中心に、最後ピリッとやりました。
自分も含めて皆さん仕事が忙しかったり、家族との時間も大事にする中、いかに短時間で効率的にトレーニングできるか。
というのが私の練習方針です。
だから極力余計なことは行わず、タイム向上に直接つながることだけをやる。
昨日レクチャーしたポイントを簡単に整理します。
(1)「走る」という動作で最も大事なのは肩甲骨と股関節
前提として、「走る」という動作は全身運動なので色々な部位を色々な形でトレーニングする必要があります。
ただし市民ランナーの皆さんの忙しさを考えると、優先順位をつけるべきだと考えており、上半身は肩甲骨、下半身は股関節の動きを良くすることに注力しましょう。
※並行して体幹のトレーニングも必要になりますが、それはまた追々。
で、その肩甲骨と股関節の動きを良くするための準備運動をレクチャーしました。これは是非毎回走る前にやってください。
ちなみにこれは私のオリジナルではなく、完全に青山学院大学(箱根駅伝優勝)のパクリです。日本で一番結果出してるチームの練習メソッドなので、遠慮なくパクリます。
(2)動きの効率性を高めるスプリントトレーニング
スピードの絶対値を上げること、さらにそのスピードを維持すること(スピード持久力)はマラソンにおいても実はとても大切です。
例えば400mを60秒で走れる人と80秒で走れる人がいるとして、両者に400mを100秒で走ってもらうとすると、当然前者の人のほうが楽に走れます。
つまりスピードの絶対値が上がると、今まできついと思っていたペースが少し楽に感じるようになります。
とはいえ、ウサインボルトがマラソンを走っても決して速くはありません。スピード持久力がないからです。これはこれで、別の方法で鍛える必要があります。このトレーニング方法も追々レクチャーします。
で、昨日は基礎中の基礎、100m×3本やりました。これは陸上やっている人は「流し」とか「ウインドスプリント」という言い方をしますが、皆さんルーチンでやってるメニューです。
アドバイスとして、「自分の中で一番足が速い人をイメージして」と言いました。
ウサインボルトでも大迫傑でも誰でもよいのですが、そのイメージで走ると自然と腰の位置が高くなり、リラックスしながらも腕振りなど上半身を使った走りになり、その結果ダイナミックな走り方になりストライドも伸びます。
1km6〜7分くらいのjogでは、どうしても腰の位置が下がり、フォームも小さいまま。もちろんこれはこれで効率的なフォームと言えますが、残念ながら速くはなりません。
だから日頃の練習でも少しずつスプリントを入れて、今まできつかったペースを少し楽に走れるフォームを手に入れましょう。
※暗い夜道でやると通行人に驚かれるので、できるだけ広く、明るいところで^^;
以上、日頃のトレーニングで是非意識してみてください。
また次回お楽しみに!