水上隆蘆

佐藤大輔作品の考察などを扱っています。

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最近の記事

RSBCにおける第二次世界大戦を生き残った英国戦艦は何隻か?

小説版レッドサンブラッククロスの読者の間でよく議題に挙げられる話題の一つに、「BB30問題」というものがあります。 これは、外伝1巻「勇者のごとく倒れよ」の中で1951年2月に日米英枢軸国が大西洋に展開する揚陸支援任務群に30隻の戦艦が所属しているその内訳を論ずるものです。この話の中にある日米英枢軸海軍の戦闘序列では、記載されている他の部隊も含め44隻の戦艦が枢軸軍大西洋方面の司令部指揮下に存在していることになり、果たしてそんなに戦艦がいるのかという事実に頭を悩ませることに

    • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦休戦後の戦間期における駆逐艦整備と第三次世界大戦開戦時編制(1943-1948)」

       RSBC世界における日本駆逐艦の発展と変遷、考察発表のラストとなります第4回その3、『第二次世界大戦休戦後の戦間期における駆逐艦整備と第三次世界大戦開戦時編制』について考察していきます。皆様、宜しくお願いします。  なお、ここで登場する<秋雲>、<夕雲>級、<春風>級、<北風>級の4種類はRSBCでは登場しない、オリジナルの艦種となります。考察する上で作中世界の矛盾が少なくなるであろう事から入れておりますが、公式の物ではありませんこと、ご理解下さい。  なお、<秋雲>、<

      • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦における損害と、それに対応するための駆逐艦整備(1939-1942)」

         RSBC世界における日本駆逐艦の発展と変遷、考察発表の第4回その2となります今回は、第二次世界大戦における損害と、それに対応するための駆逐艦整備についてシミュレートしていきます。皆様、宜しくお願いします。  さて前回では、第二次世界大戦に参戦することになった日本が、対独戦のために欧州に遣欧艦隊を、インド洋には遣印艦隊を展開させる一方で、主力部隊を日本本土に留め流動的な戦局への対応を行う事になるだろうと考えられました。  これにより、遣欧艦隊は英国の本土脱出──ダンケルク

        • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦開戦時における日本駆逐艦の編制(1940)」

          それではRSBC世界における日本駆逐艦の発展について、第四期となる『第二次世界大戦から日独休戦、その後の第三次大戦勃発までの期間における日本駆逐艦の活動と、発展』について考察していこうと思います。 その前提として、まずは、日本の立場から見ての対独開戦前夜の状況と、その中で行われる対独開戦時の海軍部隊の戦闘序列がどうなるであろうかについて考察していくことにします。 なお、ここでは今までとは異なり、日露戦争後から23年となる、1、2、3期の内容を下敷きに、史実と大きく変わった

        • RSBCにおける第二次世界大戦を生き残った英国戦艦は何隻か?

        • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦休戦後の戦間期における駆逐艦整備と第三次世界大戦開戦時編制(1943-1948)」

        • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦における損害と、それに対応するための駆逐艦整備(1939-1942)」

        • ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第二次世界大戦開戦時における日本駆逐艦の編制(1940)」

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第一次大戦終結後から海軍休日時代における日本駆逐艦の発展(1919~1939)」

          RSBC世界における「新時代の幕開け」 さて、RSBC世界における日本駆逐艦考察の第三回となります、海軍休日時代の考察をはじめたいと思います。  第一次世界大戦が終了すると、戦犯国であるドイツの処遇を巡って英国と米国は対立を深めていきますが、当然ながらこの対立に英国との同盟者である日本もまた巻き込まれる事になります。  加えて日本は、第一次大戦中に四〇センチ砲を持つ<長門>級戦艦を竣工させていたため(講和条約締結前の1919年中に竣工)、未だ16インチ級戦艦を保有していなか

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第一次大戦終結後から海軍休日時代における日本駆逐艦の発展(1919~1939)」

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第一次大戦開戦における日本駆逐艦の発展(1914~1919)」

           REDSUNBLACKCROSS日本駆逐艦概説となる第二回発表、今回は、第一次世界大戦における日本駆逐艦についてです。  ここから、史実日本とRSBC日本の歴史は、歴史改編によって加速度的に乖離していきます。当然、駆逐艦整備についてもまた、大きく変化していくことになります。  さて、第一回では合衆国に対抗するための第一歩として、新型駆逐艦の試作を進めていた日本でしたが、その経験を生かして量産を開始する直前になり、これまでの駆逐艦整備計画を急遽白紙にしなければならない状況が

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「第一次大戦開戦における日本駆逐艦の発展(1914~1919)」

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「日露講和後から第一次大戦開戦までの期間における日本駆逐艦の発展(1905~1914)」

          はじめに 今回から佐藤大輔氏によって書かれたREDSUNBLACKCROSS、通称RSBCの作品世界に登場する日本駆逐艦についての考察発表をしていく水上隆蘆です。皆様、宜しくお願いします。  この発表では、RSBC世界における日本駆逐艦について、日露戦争の敗戦後から第三次世界大戦開戦までの約45年間、どのように整備と発展し、運用や設計の変遷がなされたかを、史実及びRSBC作品の記述を元に考察し、作中で画かれていなかった部分を想像していこうと考えています。なお、この考察は水上

          ・RSBC世界における日本駆逐艦の発展 「日露講和後から第一次大戦開戦までの期間における日本駆逐艦の発展(1905~1914)」

          はじめに

          今回、色々と文章を発表する場としてnoteを使ってみようということで、アカウントを取ってみました。 ということで、まとまったものが出来ましたら、気軽に投稿していこうと思います。