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ジョージアを観光してみた!海も山もあって、ワインがおいしい

こんにちは!海外や日本各地を転々としながら、色々な場所でリモートワークするノマド生活を送っているミナイです。

2024年8月に東欧のジョージアに渡航し、「好きな場所から働く」をテーマにしたワークショップ「ノマドニア」に参加しました。滞在中はジョージア各地を訪れましたが、都市ごとの雰囲気の違いに驚かされました。また、多くの観光地が入場無料だったのもうれしいポイントでした。今回は、ジョージアで訪れた観光地とその感想を紹介します。


首都トビリシから車で30分の「ムツヘタ」

トビリシから一番近く、それなのに街の雰囲気が全然違って楽しかったのが「ムツヘタ」。

トビリシの北にあるDidubeのバスターミナルからバスで行くことも可能ですが、近いのでタクシーアプリ「Bolt」を使って行ったり、数人でタクシーをチャーターして行きたい観光地を回ってもらったりすることもできます。私はDidubeのバスターミナルで友人と4人でタクシーをチャーターして行きました。

初めにジワリ修道院(Jvari Monastery)に行きました。教会自体はこじんまりしていますが、そこから眺めるムツヘタの街が本当にきれいです!入場は無料(2024年9月時点)。

ジワリ修道院

ムツヘタのランドマークとも言えるのが「スヴェティツホヴェリ大聖堂(Svetitskhoveli Cathedral)」。入ると天井の高さに圧倒されるのと、中に飾ってある絵画が印象的です。入場は無料(2024年9月時点)。

ランドマーク的存在の「スヴェティツホヴェリ大聖堂」

他にも、キリスト教を伝道したという聖女ニノが住んでいた場所とされている「サムタヴロ教会・修道院(Samtavro's Convent)」にも行きました。キリスト教を宣教した聖ニノが住んでいたと言われる修道院で、外にニノの絵が飾られています。女性が髪を出すのは禁止されているので、スカーフ持参で行くと良いです(借りることもできます)!入場は無料(2024年9月時点)で、中の撮影は禁止でした。

サムタヴロ教会・修道院
サムタヴロ教会・修道院の前できれいなお花を売っていたかわいいおばあちゃん
ジョージアでよく見る十字架

ムツヘタはトビリシから近くて行きやすいのに、人が少なく、街並みもジブリ映画の世界のようできれいでした。山が近いので、自然を身近に感じられたのも良かったです。見どころは少ないものの、1泊してゆっくり過ごしたいなと思える場所でした。

ワインアイスは確か5ラリ
街並みがおとぎ話の世界みたい

ワイナリーが多い、天空の街「シグナギ」

シグナギ行きのバスは、Samgoriのバスターミナルから出ています。片道10ラリで、2時間ほどでシグナギに到着しました。至る所にワイナリーがあり、私が今回訪れたジョージアの都市の中でワイナリーが一番密集していた都市だと感じました。

私は昼前にバスに乗り、昼過ぎにシグナギに到着。4時間ほど観光を楽しんでトビリシに戻りました。かなりのワイン好きや、ゆっくり過ごしたい人でない限り、日帰りでも十分楽しめると感じました!

シグナギではせっかくなので、Googleマップで出てきた写真が気になった「ケロバニ・ワイナリー(Kerovani Winery)」。無料のワイナリーツアーはもちろん、併設するレストランで注文したワインも飲みやすくて感動しました。

ワイナリーで飲むワインは格別

私はワインがあまり得意ではないので、ジョージアではセミスイートと言われる比較的甘めの種類のワインを飲んでいました。ケロバニ・ワイナリーは私が行ったときはドライワインしかありませんでしたが、ドライでもかなり飲みやすくて感動しました!

ワインの作り方の説明をしてくれた
ワインの貯蔵庫(?)

このワイナリーは日本にも輸出をしているらしく、オーナーはティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使のご友人とのこと。乙武さんとレジャバ大使が来た時の写真も見せてくださいました。

ワイナリーのオーナーと記念撮影
軒先にブドウがあるのがワインづくりが盛んなジョージアっぽい

シグナギは「天空の街」とも呼ばれています。その景色を楽しみたいなら、ジップラインを楽しめる場所から見ることができます。シグナギのバスターミナルから徒歩10分~15分ほどで行くことができました。

天空の城と言われているシグナギ
ヒンカリのもふもふキーチェーンが売ってて即買い(確か10ラリ)

海派の人におすすめなジョージア第二の都市「バトゥミ」

ジョージアで海を見たいなら、おすすめはバトゥミ!行き方は色々ありますが、Didubeのバスターミナルから乗り合いバスか、電車で行く人が多いようです。

ただ、夏はバトゥミに行く人が多いらしく、残念ながら電車は予約でいっぱいでした…今回は乗り合いバスで行きましたが、1人30~40ラリで片道約7時間でした。週末で道が混んでいたのと、何か所かで事故が起きていたことが原因ですが、それがなければ5~6時間でつくこともあるそうです。電車だと5時間半ほどでもちろん渋滞もないので、できるだけ早めに電車を予約することをおすすめします。また、ウェブサイトから予約ができませんでしたが、トビリシとバトゥミを結ぶ飛行機もあるそうです…

石の海岸が印象的だった

場所にもよりますが、バトゥミの方がトビリシよりもビルが多く、都会な印象でした!夜景もきれいで、一人10ラリ(約55円)で乗れる囲いなしのスリル満点の観覧車も楽しかったです(笑)

みんなの憩いの場(?)ヨーロッパ広場
むき出しの観覧車は怖いけど楽しい
観覧車から見える夜景もきれい
同期5人一緒に夜景のきれいさに盛り上がった

たばこの葉っぱやお菓子など、色々売っているマーケット「Batumi Bazar」はかなりローカルな雰囲気でした。バトゥミはトルコに近いからか、売られているお菓子がトルコっぽい印象でした。

たばこの葉っぱがてんこ盛りに
ジョージアの郷土菓子「チュルチュヘラ」も大量にぶらさがっていた

バトゥミは黒海に面しているので、黒海のお魚がそろう魚市場「Fish Market」があるのもうれしいところ。市場で買い、裏のレストランで調理してもらうことも可能です!日本のように生で食べることはできず、基本的に魚は焼かれるか揚げられるかのどちらかです(笑)。見た感じ8割くらいは揚げられていました(笑)。

たくさんのお魚が並ぶ
大体の魚は揚げ物に(笑)
これも、揚げ物に(笑)

ほかにも、世界一美しいといわれるマクドナルド(?)があったり、「アリとニノ」のオブジェがあったり、街歩きが楽しい場所でした。

世界一美しい…?と言われているマクドナルド
マクドナルドの中もちょっとアートっぽい
動いている姿は見られなかったアリとニノ
洗濯物の干し方が芸術的

今回は行きませんでしたが、バトゥミの隣のコブレティという町は、バトゥミよりも少し落ち着いていて雰囲気もよさそうでした。

山派の人ならぜひ訪れたい「カズベキ」

トレッキングを楽しみたいなら、カズベキがおすすめ!トビリシからならDidubeのバスターミナルで片道15ラリ、約3時間でいけます。

カズベキのバス乗り場
渋滞していたためか、途中で休憩。チュルチュヘラを購入

カズベキは天国に一番近い教会と言われる「ゲルゲティ三位一体教会(Gergeti Trinity Church)」が有名。ふもとからタクシーで往復することも可能ですが、登っていく途中で見える景色がすごくきれいなので、天気がよくて時間があるのであればトレッキングするのがおすすめです。初心者の私でも一応登れたのですが、歩きやすい靴と、動きやすい服装で行く方が良いと思います。

頑張って山頂まで登った
途中の景色が本当にきれい
馬が突然寄ってきて怖かった(笑)
カズベキの山は存在感があって好き

カズベキは夏でも朝晩は冷え込むので、長袖長ズボンは必須です。
今回は行きませんでしたが、カズベキから乗り合いバスでいけるジュタなどもすごく景色が良いと聞きました!

忘れてはならない、首都「トビリシ」

もちろん、首都のトビリシにも見どころはあります。有名なのはレトロな街並みがかわいい旧市街。不思議な形の時計「クロックタワー(The Clock Tower)」がおとぎ話の世界の建物みたいでかわいいです。旧市街は夜景もきれいで、ロープウェイに乗って上から眺めることもできます。

トビリシ旧市街の「クロックタワー」
旧市街には雑貨もたくさん売られている
旧市街の雰囲気
夜もきれいなクロックタワー
旧市街付近の夜景
ロープウェイで上り、山の上から見た旧市街の景色もきれい

旧市街から見え、トビリシのランドマーク的な存在(だと私は思っている)「至聖三者大聖堂(Holy Trinity Cathedral)」。旧市街からは徒歩で30~40分くらいなので、意外と距離がありますが、建物の大きさと中の荘厳さが感動的です!夜のライトアップもきれいなので、夕方に行って夜のライトアップまでゆっくり過ごすのが個人的にはおすすめです。入場は無料(2024年9月時点)。

存在感がすごい「至聖三者大聖堂」

トビリシの中心街から北西の方向にある「ジョージアのクロニクル(Chronicle of Georgia)」。トビリシ市街からはやや遠いのですが、高さ30メートル以上のモニュメントに圧倒されます!このモニュメントの上半分には王や女王、英雄が、下半分にはキリストの生涯の物語が描かれているそうです。私は知見がなくてあまり理解できませんでしたが、見ているだけでも十分楽しいです。クロニクルからの眺めも最高で、天気が良いとトビリシ湖がきれいに見えます。入場は無料(2024年9月時点)。

大きさに圧倒される
ジョージア語が書かれていましたが、意味までは分からず…

かなりニッチな観光地ではありますが、ジョージアはスターリンの出生地ということで、スターリン関連の施設もあります。トビリシにあるのは、スターリンがマルクス主義を広めるために作った秘密印刷所の跡地。1900年代初頭に、スターリンがトビリシ郊外にあった民家の地下に井戸から横穴を通してアジトをつくり、秘密警察に摘発されるまで拠点としていた場所だそうで、井戸の深さに驚きます(笑)。もちろん今は階段で降りられるので、井戸は上からのぞくだけですが、暗くて寒い地下室に置かれた印刷機が印象的な場所です。入場は無料(2024年9月時点)。

地下深くの部屋に置かれた印刷機
スターリンとレーニンの肖像画などがたくさんある

ジョージアは温泉天国!旧市街を中心に、トビリシにもいくつも温泉施設がありますが、個人的に良かったのは「Kyiv Sulfur SPA」。旧市街に比べると値段が安く、予約が取りやすいのがうれしいです。Facebookのページからも予約できるらしいのですが、不安だったので直接行って予約をしました。

ワインの品数で圧倒的だったのが「8000 vintages」。トビリシ市内にいくつか店舗があり、どこのお店にも大量のワインが置かれています。好みの味を伝えると、店員さんがおすすめワインを紹介してくれるのがうれしいポイント。基本的にボトルでの注文になるので、できるだけ大人数で行くとたくさん楽しめます。

本当に8000種類くらいあるのでは…と思うくらいのワインの数。この棚は店のほんの一部…
店員さんがおすすめのワインを紹介してくれる

ほかにも、ラピュタのモデルになった「ウシュグリ」や、第三の都市「クタイシ」など

1か月半の滞在期間中はいけませんでしたが、天空の城ラピュタでシータが育った町に似ていると言われている北西部にある「ウシュグリ」や「メスティア」という町もきれいそうでした。写真で見せてもらっただけでもすごく感動する景色だったので、次にジョージアに行った時はぜひ足を運んでみたいです。

ウシュグリに行くのであれば、ついでに第3の都市である「クタイシ」にも行ってみたいです。噂によると、私の大好きなジョージア料理で、小籠包のような見た目の「ヒンカリ」がおいしいらしい…。

まだまだ観光したりないので、次は数か月単位で滞在してみようと思います!


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