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本マガジンの目的と教育手法の解説

こんにちわ、みなぎです。教育学(成人教育学)を専門として研究をしており、その視点から司法試験の勉強の問題について改善できる余地があるとおもって、実践を兼ねてこのマガジンを作成しました。

私も含めた、司法試験合格を目指す皆さんにとって、人気の選択法である倒産法で良い評価を貰うことは重要な課題です。しかし、いきなり司法試験の問題に取り組むのは、その分量の多さ、民事実体法の理解など含めて、挫折を招きかねません。そこで、教育工学、特にインストラクショナルデザイン(ID)の視点から、効果が認められる学習コンテンツを提供したいと考え、この連載を始めました。

従来の学習方法は、一方的な「教え込み教授法」に基づいていると言えます。これは教師からの情報伝達が中心で、学習者は受動的な立場に置かれがちです。その結果、理解が浅くなったり、学習意欲が低下するなどの問題点が生じます。これらの問題を解決するためには、学習者主体のアプローチへの転換が必要です。

教え込み教授法の改善点として、学習者が主体的に学べる環境を整えることが重要です。具体的には、学習内容をスモールステップで段階的に提示し、即時フィードバックを行う方法が効果的です。これにより、学習者は自分の理解度を確認しながら、無理なく知識を積み重ねることができます。

とはいえ、過去問演習としていきなり司法試験の問題は高度で複雑であり、いきなり取り組むのは山が高すぎます。そこで、本連載では解説とショート問題を組み合わせることで、学習者が段階的に理解を深められるよう工夫しています。短い問題を通じて基本的な概念を確認し、徐々に難易度を上げることで、確実な理解を促進します。

教育工学的に効果が認められているスモールステップと即時フィードバックを取り入れることで、学習効率の向上が期待できます。学習者は自分のペースで学習を進められ、不明点をその都度解消できるため、理解が定着しやすくなります。これにより、学習者のモチベーションも維持され、継続的な学習が可能となります。
また判例百選をベースにすることにより、重要な部分についての理解が進むかともいます。

解説部分について有料にしているのは、「無料のコンテンツに人は敬意を払わない」からです。とはいえ、無料であることは、行動経済学が示しているとおりパワーがあるし、有料にするのは合格後からでいいとおもっています。
そのため、今回はそこに「シェア」という作業をいれてもらうことでみなさんが「自分が作業して得られた対価である」という実感をもってもらうことを目的としています。

この連載を通じて、倒産法の理解だけでなく、効果的な学習方法も提供したいと考えています。教育学(成人教育)の専門知識を活かし、皆さんの学習をサポートできれば幸いです。今後も教育工学の視点を取り入れたコンテンツを提供してまいりますので、ぜひご活用ください✨

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