版が異なる中身が違う話ー読書に関する小話ー

画像1 これは『「JAPANと英吉利西 日英美術の交流1850-1930年」展』のカタログです。この展覧会は日本とイギリスの両国で開催されたため、日本語版と英語版の2つがあります。
画像2 こちらは英語版で、日本語版と比較すると、表紙がずいぶん違うなあという印象だと思います。ただ最近だと、日本語版でも複数の表紙のデザインがあることもあり、表紙の違いはそこまで大きなものではないです。
画像3 そしてこちらは日本語版の中身です。見ればわかるように、展覧会のカタログらしく図像が多く、展覧会に訪れた人なら当時の光景を思い出しやすくなっていると言えます。
画像4 こちらは英語版です。同じ1ページ目ですが、圧倒的に文字量が多く、図像が全くないことがわかります。特に日本語版にある3つの図像はありません。このように版によって全く仲のレイアウトが違うという本もあるので、本を収集する楽しみがこういうところにもあったりします。

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