現代文キーワード小テスト7
アーカイブ事業として行っていたキーワードテストの最終回です。とはいえ、昔作ったものは小説で使う表現が全く含まれていないので、テスト8については今の自分が改めて小説に関する語で作成するという形で作成して全8回の締めくくりにしたいと思います。
問、次の各文の空所に当てはまる語を記述せよ。
語群 フェミニズム マス・メディア アカデミズム 大衆社会 マジョリティ ポストモダン ジェンダー 消費 バーチャル・リアリティ 情報化 グローバリゼーション ニヒリズム マイノリティ
現代は近代合理主義をもとに形成された世界が、さらに合理化を進めていくうちに合理化の限界に達した状況になり、人々はいかに世界で生きていくべきかを主題とするものが多く、絶対的なものの2度目の否定により多様化した世界観についての論も多い。民主主義の形骸化し、順応しやすい民衆の増加により、主体性の喪失した社会を( )と言う。このような社会では自分とは何かと言う単純な問であったものすら答えに窮するような時代になってしまった。また、メディアや社会の高度化が進むことにより、情報の価値が重要視される( )社会では、消費が重要しされ、CMなどによって生じた虚構の欲求により消費活動を行うような傾向が見られるようになった。虚構の欲求のような他者によって作り出された欲求を求める社会では、自主性の喪失は加速する。そのような自主性の喪失に大きな影響を与える大量の情報を世に送り出す( )は、次第にその効力を増加し、最近ではメディアリテラシーなども叫ばれている。さらに消費重視の( )社会では、モノを購入する目的から自分のアイデンティティの確立のための消費も増加する。流行の服を着ることは、周りの注目を浴びるという目的になると流行を購入しているのであって服の機能を見ていないことになる。少し、話は戻るが、コンピュータなどの登場により、仮想・架空の物体で満足してしまうような仮想現実を( )というが、その世界の現実化は元々現実への満足感を喪失されると言われていたが、実際は仮想を見てさらに現実でも満足したいという願望も掻き立てるという予想とは反する社会となりつつある。世界の変化はそれだけではない、戦前のブロック経済への反省からヒト・モノ・資本の地球上で自由に移動できるようにするような国際化の考えを( )と言う。多様な変化にある世界の中で、時流に流されないで美や心理を追求しようとする( )が生まれたが、ジャーナリズムによって痛烈に批判されることがしばしばあり、実学ばかり重視しがちの傾向があることを否めないのが現代の問題である。問題と言えば、抑圧されていた側の解放に関する問題が多い。例えば、圧倒的な多数を示す( )と少数派の( )という問題は現代を考える点の1つである。特に、少数派の文化や思想は否定されることが多く、そのような否定への反感による少数派勢力の研究は進んでいる。女性は家庭に入るものや良妻賢母のような固定化された女性像を反感する動きを( )と言う。そのような動きが注目されると、文化的な女性らしさを指す( )の研究が進み、広告における女性のポーズや服装はどのような記号的意味を持つかなど様々な角度からのものが多くなっている。一方で、絶対的なものの裏切りにより、そのような絶対的なものはなく全てのものについても否定的な立場を取ろうとする( )も存在し、行き過ぎた個人主義像も見え隠れしている。近代の限界を示し近代の超克を図る( )は、建築に始まり、「ブレードランナー」の建物やつくば市の景観など具体的な例は多い。
解答
現代文キーワード小テスト7
現代は近代合理主義をもとに形成された世界が、さらに合理化を進めていくうちに合理化の限界に達した状況になり、人々はいかに世界で生きていくべきかを主題とするものが多く、絶対的なものの2度目の否定により多様化した世界観についての論も多い。民主主義の形骸化し、順応しやすい民衆の増加により、主体性の喪失した社会を(大衆社会)と言う。このような社会では自分とは何かと言う単純な問であったものすら答えに窮するような時代になってしまった。また、メディアや社会の高度化が進むことにより、情報の価値が重要視される(情報化)社会では、消費が重要しされ、CMなどによって生じた虚構の欲求により消費活動を行うような傾向が見られるようになった。虚構の欲求のような他者によって作り出された欲求を求める社会では、自主性の喪失は加速する。そのような自主性の喪失に大きな影響を与える大量の情報を世に送り出す(マス・メディア)は、次第にその効力を増加し、最近ではメディアリテラシーなども叫ばれている。さらに消費重視の(消費)社会では、モノを購入する目的から自分のアイデンティティの確立のための消費も増加する。流行の服を着ることは、周りの注目を浴びるという目的になると流行を購入しているのであって服の機能を見ていないことになる。少し、話は戻るが、コンピュータなどの登場により、仮想・架空の物体で満足してしまうような仮想現実を(バーチャル・リアリティ)というが、その世界の現実化は元々現実への満足感を喪失されると言われていたが、実際は仮想を見てさらに現実でも満足したいという願望も掻き立てるという予想とは反する社会となりつつある。世界の変化はそれだけではない、戦前のブロック経済への反省からヒト・モノ・資本の地球上で自由に移動できるようにするような国際化の考えを(グローバリゼーション)と言う。多様な変化にある世界の中で、時流に流されないで美や心理を追求しようとする(アカデミズム)が生まれたが、ジャーナリズムによって痛烈に批判されることがしばしばあり、実学ばかり重視しがちの傾向があることを否めないのが現代の問題である。問題と言えば、抑圧されていた側の解放に関する問題が多い。例えば、圧倒的な多数を示す(マジョリティ)と少数派の(マイノリティ)という問題は現代を考える点の1つである。特に、少数派の文化や思想は否定されることが多く、そのような否定への反感による少数派勢力の研究は進んでいる。女性は家庭に入るものや良妻賢母のような固定化された女性像を反感する動きを(フェミニズム)と言う。そのような動きが注目されると、文化的な女性らしさを指す(ジェンダー)の研究が進み、広告における女性のポーズや服装はどのような記号的意味を持つかなど様々な角度からのものが多くなっている。一方で、絶対的なものの裏切りにより、そのような絶対的なものはなく全てのものについても否定的な立場を取ろうとする(ニヒリズム)も存在し、行き過ぎた個人主義像も見え隠れしている。近代の限界を示し近代の超克を図る(ポストモダン)は、建築に始まり、「ブレードランナー」の建物やつくば市の景観など具体的な例は多い。
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