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強さのように見せかけた奥にある弱さ

生きづらさについて書かれている記事を読んでみた。

この記事の中で書かれている主な生きづらさの原因が
・自己否定や無価値感
・大きすぎる期待と完璧主義
・感情の抑圧
・人との比較
・孤立感

生きづらさってとてもよく耳にするけど、生きづらさについて自覚しているならまだいい、と思う。
だって、そこに気づいているから。

以前の私には、自分の中に生きづらさがあるなんて思ってもなかった。
だけど世の中や社会への怒りがあったり、他者を厳しくジャッジしてしがちで、もちろん自分にも厳しくて毎日が反省会。
なのに自分に厳しい自覚もなく、むしろ自分に甘いからだと思っていたくらい。

そんな常に自分を奮い起こして戦うような生き方は、次第に心身が悲鳴をあげていった。はじめのうちはその悲鳴にすら厳しい自分がいて、もっと自分を追い詰める。弱いことはいけないことだという思考が無意識のレベルで素肌のように染み付いていたから、弱い自分を認められなかった。
だからさも強くあるかのうように見せかけて、奥にある弱さをみないふりをしてきた。

ヨガと出会って心や身体の声に耳を傾けるようになり、何年もかかったけれど、弱さも含めて全て自分だと丸ごと受け入れられるようになった。

自己否定や無価値感、大きすぎる期待にこたえようとしてたことや完璧主義で自分を苦しめていたこと、自分を出してはいけないと感情をずっと抑圧していたこと、人をジャッジすることで人と比較していたこと、いい人を演じてオープンにしない自分が人との距離を作って孤立感を感じていたこと、最初にあげた生きづらさそのものを認めることへの恐れがあったんだと今はわかる。

自分を律して、優等生であるように自分を演じ、社会や自分自身とさえ戦うように生きることで、一番奥にある深く傷ついた自分をずーっと守ってきたんだと思うと、これまでのプロセスも自分も心から愛おしく思う。
自分は傷ついていたんだということを認め、自分の弱さを受け入れた時から自分の本当の癒しが始まった気がする。
そして、本当の強さも自分の弱さを認められてこそ。

生きづらさも含めて、どんな思考も感情も自分の中にあっていい。
自分だけじゃなく誰の中にもある。
無理に変わろうとしなくてもいいし、なくそうとしなくてもいい。
そのまま、まずはそこにあることを認めてあげることから始めてみよう。

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