夢とは、もう1人の自分【勝手にリレーエッセイ2023冬 #5】
◯はじめに
こんばんは、みいなと申します。
自由気ままな、関西在住もの書きです。
素敵な機会を作ってくださったイトーダーキさん、そしてここまでバトンを繋いでくださったnoterの皆さま、ありがとうございます。
イトーダーキさんのリレーエッセイ始まりの記事はこちらから。
私の所属するAグループの皆さまのエッセイは、こちらから。
どの方のエッセイも、目から鱗がボロボロ落ちてきます。すごい。
さて、最終走者として、何を書こうか。
緊張しています。が、共に完走できるよう、綴ります。
◯「夢」とは、〇〇〇〇だ。
「夢のみつけ方、あきらめ方」。
Aグループの皆さまの考えを読んでみると、「夢を見つけること」と「夢をあきらめること」は、どちらも新しい道へと続くきっかけだと気付かされる。
そして、前走者・勇敢なヘラジカさんのエッセイに登場するこの言葉たちが、私の心にストンと落ちた。
これまでの経験や選択が、そのまま鏡に映し出され、反射して自分に返ってきた気がする。
少し、昔話をさせていただきたい。
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大学4年生の就職活動時。私は「新聞記者になりたい。」という想いで、突っ走っていた。
「情報発信」「想いを受け取り伝えたい」
これらを自分の人生で、実現させるために。
人々から想いを受け取り、自分の目で現場を見て、責任・客観性・正確性を発揮しながら情報を発信する。その全てを担う記者に、憧れていた。
だが、その想いだけで記者になれたら苦労しない。ことごとく選考に落ちた。落ちまくった。
「あなたは向いてないよ。」と、言われてる気がした。
そんな中、大学で英語を専攻していたこともあり、メーカーの通訳・翻訳職で内定が出た。
(結局、その会社には行かなかったが。)
その時、「一旦、就活を終わろう。」と思った。「新聞記者」という夢を、あっさり諦めたのだ。
だが、「情報発信」「想いを受け取り伝えたい」
これらの熱が冷めたわけではなかった。
「新聞記者としてが無理なら、他の方法で叶えてやる。」
俗に言う、諦めの悪い人間の考え。
こんな想いを持ちながら大学を卒業した。
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あれからおよそ3年。
現在私は、業務委託インターンという形で、取材ライターの活動をしている。
自由なもの書きとして、noteで発信している。
ヘラジカさんの言うように、最初に設定した夢とは少し違う位置に新しい活動を打ち出し、人生の方向が変わった。結果として、今がある。
こう考えたら、私は新聞記者になるという夢を一旦諦めているにせよ、その夢の根底にある夢自体は、諦めていないようである。
つまり私は、夢の諦め方をまだ知らないのかもしれない。
夢の見つけ方はどうだろう。
「本当の夢」もとい「想いの交流と情報の発信」という夢を見つけたきっかけは、大学時代の弁論大会だった。
自分の弁論を聞いてくれた人々から、弁論テーマの環境問題に関心を寄せる声を聞いたことから、発信の力を目の当たりにした。と同時に、大きな、とても大きなやりがいを感じていた。
「これを、私の人生としたい。」
こう思ったことで、私は夢を見つけた。
ここまでの過去の振り返りと、皆さまのエッセイより、私が思うこと。
「夢」とは、自分自身だ。
夢を見つけるということは、自分の生活や人生の指針、もっとざっくり言うと「自分のやりたいこと・なりたいもの」を自覚することであると思う。つまり、「もう1人の自分」を認知し、私たちは何かしら行動していく。
対して夢をあきらめるということは、人それぞれだと思うが、自覚した「もう1人の自分」を片隅に置いておくことではないだろうか。
決して忘れられることはなく、「ここにいるんですけど。」と時折ひょっこりと顔を出してくる。
そのせいで、私たちは、もう1人の自分を追いかけていた頃を思い出す。
懐かしくなったり。悔しくなったり。さらに新しい自分を見つけ、また動き出したりする。
私が夢のあきらめ方をまだ知らない理由は、もう1人の自分がずっといるからかもしれない。
グループの皆さまのエッセイから、夢のあきらめ方へそれぞれの意思が込められていると感じるのは、それぞれが自分自身と自然に向き合い、選択したことだからかもしれない。
(勝手な解釈なので、全然違っているかもしれないが。)
夢を見つけた時。またはあきらめた時。
どちらにせよ、それらはもう1人の自分との、かけがえのない時間だ。
◯あとがき
字数オーバー(約2,400文字)すみません…。
ですが、読むのも、書くのも、とても楽しかったです。
ヘラジカさん。このエッセイは、ちゃんと起承転結の「結」になっているでしょうか?
私自身の主観が大きく入っている考察なので、正直ラストに相応しいかは分かりません。でも、「こんな考え方もあるんだなぁ。」と思っていただけたら、嬉しいです。
そして、とうとうリレーを完走してしまいました。
皆さまの考察や感情、そして自分の考えを深く知るリレーでした。
何と言うのでしょうか、この高揚感と、充実感。
またこの気持ちを、味わいたいです。
2月11日のラジオ(これまたイトーダーキさん主催)に参加予定ですので、他の皆さまとお話しできることも楽しみにしています。
それでは、また。みいなでした。
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