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美しさは決して失われない
自分の手の中にあったものがなくなる。
失いたくないものを、失ったと気が付く。
薄々気がついてはいたが、
他者によって、現実によって
失ったと思い知らされる。
これほど恐ろしいことはない。
失っていることに気付かないふりをして
必死になり、
失ってしまったと気付いたら、
受け入れたくなくて、
補おうとする。
その必死さは、
他者からみたら「滑稽」かもしれない。
大切な何かを「失った」と気が付きたくないのは
本当は、皆同じだろう。
みんな、受け入れ難いその事実から目をそらす。
男女を区別する必要はないかもしれないが、
それでも敢えて、”女性”という言葉を使うと、
”女性”は、自分が美しさを失った、
と思った時、深く傷つく。
老いていく、徐々に美しさを失う。
それどころか、
若く美しい女性の方が自分より、賢く強い。
怖い。
こんな老いた自分は見られたくない、
見ないで。
隠れていたい。
そんな思いが膨れ上がる。
時間という制限に
どう対処してみようもなく、
結局、老いていく、美しさを失っていく。
その事実を受け入れるしかなくなる。
若い頃のように、華やかに、
自信に溢れ生きていたい。
何度もそう願いながら、無理だと諦める。
女性は、
知識や挑戦・貢献といったことで
失ったものを補おうとする。
強く逞しく、優しい男性たちを見つけると、
彼らの背中を追いかけ、肩を並べたいと望む。
自分もさらに賢く、強く、優しく、
行動的になりたいと望む。
同じように逞しく突き進む女性に憧れを感じる。
”不足感”という観念は、
時に拗らせながらも、
これまでの自分には考えられないくらい
行動できるエネルギーへと変化する。
悩み、苦しみながらも、パワフルな女性たちは、
突き進んでいく。
その姿は確かに、神々しい。
やりたいことを後回しにせず、
少しずつやり続ける事で、
充足感を感じる事もたくさんあるだろう。
ただ、覚えておいて欲しい。
いつかは放っておいた、
自分の感情と向き合わなくてはならない日がくる。
必ずくる。
「美」
というテーマは女性にとっては永遠だからだ。
ただ、そのテーマと向き合う時に
思い出して欲しい。
過去の自分より、今の自分は劣っている。
魅力を失ってしまった。
だから補わなければならない。
そのようなことを意味する言葉は、
自分をとても傷つけ続けていた、
という事実。
そしてその事実には惨め過ぎて、
気が付きたくなかった、ということ。
そこから派生する行動は
最大の自己否定が潜んでいる。
行動することで変われる、
そう実感している女性こそ、
ふと立ち止まって欲しい。
信じて欲しい。
あなたの美しさは失われない。
あなたはそもそも常に美しい存在である。
どんなあなたも美しい。
それは現実逃避でもなんでもない。
人は年老いていく
年老いることで美しさを失っていく。
その錆びた概念をみんなで手放していきたい。
そして女性たちが、もっともっと、
内側から輝き、
その光が世界を包み込めるように、
いつまでも、どこまでも、
自分を最大限に愛していこう。
古びてしまったのはあなたでなく、
あなたにくっついてしまった、
この地球のみんなで生み出した概念だ。
その概念たちを手放せば、
勝手に本来の美しさを取り戻していく。
その美しさは、本物の美である。
これは教育にもかなり繋がる。
先生たちには
信じてみて欲しい。
あなたは、どんなときも、美しく、
神々しい。
どんなに疲れてボロボロでも、
美しい。
これまで強く、図太く
ちょっとやそっとで折れたりしない
私にしてくれた
古い制限、概念に今は心から
感謝している。
少なくとも私は、自らを美しいと信じ、
それがいつか教育にも届くと信じて
動いていこうと決めている。