虫
虫が飛んでいる
なんの虫かというと見えないのだ
その虫は姿が見えないのに
雰囲気を感じることが出来るのだ
よくいる場所?
村の中が1番多いんじゃないかと思う
火事が起きるとその虫は焼け死んでしまう
死体が出現するとその虫は消えてしまう
ただそれも今となっては昔の話になってしまったのかもしれない
現代の人は、その虫を自ら産むことに長けているから
その虫は都会だと特に多いかもしれない
田舎だと従順に日頃を過していれば
その虫は限りなく少ないといっていいのだから
虫が飛んでいる
見えない何かが飛んでいる
目の前を通り過ぎることもあれば、手に当たることもある。
首に当たることもあれば、頭の中を通り過ぎることも多々ある。
何も音を感じないのに何故かそれが通っていく感覚は存在する
今日もその虫に出会ってしまった。
あっ、ぶつかった。
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