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義理の祖母の介護は私なのか
私は現在、夫の実家の近くに住んでいる。
2024年の3月までは同じ県だけど、夫の実家からは高速で1時間程のところに住んでいた。
4月に夫が異動になり、引っ越して夫の実家の近くに住んでいる。
私は職場は変えなかったので、今は電車で1時間かけて通っている。
今まで足が悪かった彼の祖母が、とうとう手術をすることになった。
今までは近くの市立病院で水を抜いてもらって診察を受けていたが、膝専門では無いため、紹介してもらい
東京まで出て、大きな病院に行くことになった。
彼の祖母は85歳なので、1人で車で運転して行かせる訳にも行かず、付き添いが必要。
私の夫は教員なので、休みにくい。
夫の父は内科医なので、もっと休みにくい。
私は自分の生徒も自分の患者もいる訳では無いので、2人よりかは休みやすい。
だから必然的に彼の祖母は申し訳なさそうに、
私に病院の付き添いを頼む。
手術と言っても、
では明日しますというわけに行かず、
病院のあちこち色んな検査をして、麻酔科、薬剤師、入院の手続き、、やることはものすごく多く、最低でも3日行かなければならなかった。
私は休みやすいと言っても、私も対人で仕事をしているわけなので、休まないに超したことはない。
祖母はよく、「休める?」
と聞くけど、
「(なるべく休みたくは無いけど、)休めるよ」
と内心思っています。
まだ出会って数年、関わり初めて1年にも満たないのに、家族同然の対応はさすがにできない。
彼はいつも申し訳なさそうにして、3日のうち1回は何とか休んで変わってくれた。
病院の先生も本当に優しくて、遠くから来ている私たちを気遣い、なるべく少ない回数で終えられるようにしてくれている。
その分、本当にお昼なしで8時半から16時までかかるけど、何度も行くよりは良い。
経験ある人も多いと思うが、病院は本人よりも付き添いの方が疲れる。それをものすごく感じた1日だった。きっと祖母も1日歩き回って疲れているから、なるべく元気に振舞った。
1.初めての診察
2.検査(1日目)
3.検査(2日目) 彼が行ってくれた。
4.検査(3日目)
5.入院(手術日前日)
私は計4日間、有休と振休を病院に使った。
初めは、引っ越して、彼の祖母にはよく夜ご飯を分けてもらったり、たまにお小遣いを貰ったり、お世話にはなっていたので、なにか為になるならしてあげたいという思いで快く引き受けた。
病院の後も、ご飯をご馳走してくれたり、帰るとデパートのお弁当を買っておいてくれたり、感謝の誠意は示してくれている。
ただ、3回目の付き添いあたりから、なんだか複雑な気持ちになってきた。
ここで登場
彼の父。
彼の父は、本当に物静かな人で、コミュ力が無さすぎて、ほぼ会話をしない。
私の彼は物凄いコミュ力お化けなので、どんな遺伝子だよって感じ。
引っ越したばかりで距離が近くなったにもかかわらず、会話は少しも増えず、私が髪の毛を30センチ切っても何も言ってくれないが、
たまに、出かけたらケーキを買ってきたりする優しいところが丁度いい関係性だった。
ただ引っ越して1年弱。その距離は少しも縮まっていない。
ましてや、彼と父の関係もそこまでいい訳では無い。
彼の祖母はなんでもペラペラ喋るので、彼の父が彼に対してどう思っているか私によく教えてくれる。
「反抗期のようにさけられるから会話できない」
「どこか出かけたいけど出かけてもお通夜みたいになる」
と言う話をしていたようだ。
私から見ると、
ほとんど会話はなく、彼の父が彼に話しかける時は
「ドア開けっ放しだったよ」
「ここもう少し綺麗にして」
こういう言葉ばっかり。
正直どっちもどっちだが、どちらかと言えば私も彼の父とは少しも距離が縮まっていないので、彼の味方をしてしまう。^^;
私もほぼ会話、いや、目すらあんまり合わないし、私にもう少しこうして欲しいとかは父から全て彼を通して言う。私に直接言ってきてよ。と思う。
まあこう言う関係性。
3回目の付き添いが終わってお昼も食べず、
夕方に帰った時に、最初に発した言葉で、私は怒りが収まらなかった。
「大変だったね。」
まずは、
「おかえりなさい。」
「ありがとう。」
じゃないの?と思ってしまった。
あなたの母親ですよね。。
私なんのためにしてるんだろう。
何のためにこんなに頑張ってるの。
私が4月から引っ越してきたから良かったけど、引っ越してなかったらどうしてたの?
以前、彼の祖母が、つまづいて転んだことがあった。
私がたまたまリビングにいたからすぐに対応できたものの、私が居なかったらどうしていたんだろう。
彼の父にその日あったことを伝えたら、
冗談だとは思うが、笑いながら
「もう〜介護よろしくね」
と言った。
関係性の縮まっていない息子の嫁に
冗談でもその言葉は出ないのではないか。
話を戻して、11日しかない有給の半分を自分ではなく、彼の祖母のために。
私は、自分の母方の祖父母を早くに、
65になる前にどちらも亡くしているので、
ピンピンしたおじいちゃん、おばあちゃんで楽しかった思い出で頭が止まっている。
でも昨日まで元気だったのに、急にいなくなっちゃったから、ふと思い出す度に涙が止まらなくなる。
今生きてたら、今生きてたら、すごい考える。
そこから死に対する気持ちに恐怖があり、
もしかしたら明日いないかもしれない。
明日いなくなったら今の自分の行動や言動、感情に後悔する。
だからできることはしてあげたいという感情になる。
私のいけないところでもあるのだが、優しくされると過去にされた嫌なことを忘れてしまうこと、変な同情が芽生えてしまうところ。
これを打っている時もたまに、酷い言い方しているかな、自己中心的な言い方をしていないかな、投稿して後悔していないかなと気になる。
手術を無事に終え、3週間の入院期間。
何度がお見舞いに行った。
笑顔でいる彼の祖母を見て嬉しかった。
そして、今度は、
反対の足の手術が控えている。
今日はその1回目の検査のために有休を取り、
待ち時間にこのnoteを書いた。
今日も1日健康に無事に過ごすことができました。
ありがとうございました。
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