『ひとっこひとり』東直子


ほっこり暖かな短編集。

姫川玲子シリーズ、伊岡瞬先生を立て続けに読み、どっぷりとクライムサスペンスに浸っていたところ、奥田英朗先生の『コメンテーター』で軽快な気分になり、図書館に返しに行った際、返却コーナーで出会い、ほっこりしたものが読みたかったので借りてみたっ✨

『とりつくしま』が好きで、作家さんのお名前は覚えていたので手に取ってみると表紙のかわいいイラストに魅了されたっ✨

読書って食べ物と似ている。

甘いモノが続くとしょっぱいモノを欲するように、重い物語が続くと軽い物語や暖かみのある物語を読みたくなる。映画やドラマも同様だね。

『とりつくしま』もとても素敵な作品だったけど、こちらもとても心に響いた。

誰かからのささいなひとことに救われる物語。

自分の中にもいくつか道標になっているものがある。
また読み返したい。文庫化待ち✨

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