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気付けば一人暮らしも3年目

社会人になって生まれて初めて地元を出て、現在縁もゆかりもない土地に住んでいる。

それまでの私はというと
一生実家を出ることはないだろう、
そもそも結婚できないしな、
でも親がいなくなったらどうする?
この家って相続してもらえるものか、

といった謎の人生設計を暇さえあれば考えていた。

この家と共に骨を埋める気でいたこの私が、就職活動で自分の軸を完全に見失い、あろうことか全国転勤の会社に就職を決めることを誰が予測できたのか、、。

ただ、今ではこの決断を下した自分を褒め称えたいと思っている。
 
まるっきり筆者の価値観を変えさせた経験が強いのか、そもそもの軸が脆すぎるのかは不明だが、''一人暮らしのススメ''として布教したい。
勘違いしないで欲しいのは、決して独身貴族を増やそうという魂胆ではない。

筆者視点から話になるので、似たような価値観をお持ちの方にぜひこれを読んで共感していただけたらと思う。

筆者のプロフィール

  • とにかくネガティヴ思考、病むのが趣味

  • 一人時間大事

  • 周囲の目線が気になる

  • 学生時代はとにかくいじられまくった

  • 彼氏いない歴=年齢

  • 家事全くできない

  • 家計簿つけるのはわりと好き

自分で挙げて悪いことしか浮かんでこないのが悲しい。以下、一人暮らしを通して成長できたこと3点を連ねていく。


家事スキルの向上

これは言わずもがな、というか家事をしないと生きられない。大変恥ずかしながら、実家住まいとのきは洗濯は回したことがなく、料理はやろうと思ったらできなくはないが、とにかく自分の腕に信用がないのでより不味く感じ、できれば口にしたくなかった。

ただ実際やってみればなんてことはない。洗濯なんてスイッチを押せば全自動でやってくれる。料理は大体コンソメかほんだし、ニンニクペーストを加えればわりと味に深みが出ることがわかった。家事に対してハードルを上げすぎていた。ただ、ここで言いたいのは私一人が私一人のためにしている家事なので、ここに旦那や子供が加わればそれは労力が倍増するわけで。今までこなしてくれた母に対して頭が上がらないのと同時に、共同生活の上で全てを押し付けてくるような輩がまだこの世に存在するというなら抹消したいと強く思った。家事を通して、できないと思っていたことが案外できるものだと認識させてくれ、自己肯定感が低い筆者に自信を与えてくれたのが大きな利点だ。


一人での行動範囲が広がった

これも1人だったら当たり前じゃないかと思われるだろうが、筆者のプロフィールを思い出して欲しい。

“周囲の目線が気になる”

自分の中でこの感情が顕著で、地元にいた頃は駅構内を歩くとき知り合いに出くわすのが恐怖で、前を向いて歩くことができないほどだった。近所をすっぴんで散歩してみようか、デパートでコスメ買ってみようか、そんな普通なことが、”よくあんな格好で外歩けるな”、“デパコスなんか買ったところで笑” というような被害妄想が始まって、何も行動に移せなかったのである。

これが地元を離れたことで、絶対に知り合いに会うことがない安心感を手に入れたのである。縁もゆかりもない土地に住んでいるので、私という存在がある意味この土地の住人から見ると部外者なのだ。海外旅行をしたときの感覚と似ているのだが、私が何をしようが今すれ違った人と二度と会うことはないし、私が喋ったことは周囲には全く通じていないから堂々とできる。まぁ1人暮らし先は国内なので例は極端だが、何が言いたいかというと周りが自分にとって全くの赤の他人と思えるようになったのだ。この認識が行動範囲を広げることの後押しをしてくれ、今では1人温泉、1人居酒屋、1人カラオケ等々を楽しんでいる。


フットワークが軽くなった

筆者は先々のスケジュールまでみっちり埋めるタイプではないので、大体会社の人から休日のBBQの誘い等々の声をかけられたときに行けてしまう。以前の筆者であれば、何で休日でも会社の人と会わなくちゃいけないんだとおそらく欠席に○をしていたと思う。しかし、1人暮らしをしたことでこれが嫌々で参加するわけではなく、わりと自らの意思で行きたいと思えている。1人の時間がないと死ぬ筆者だが、1人暮らしをしていたら否が応でも1人になるので、逆にこの際せっかくだし色んな人と関わってみても良いかという発想に繋がっているのかもしれない。

1人暮らしは自由が売りだが、裏を返せば自分でスケジューリングしないといつまでも暇なのだ。いやいや、掃除もしないで1日中寝てる日があったっていいじゃないかという声がありそうだが、これに対しての意見は全くもって大賛成だ。むしろ筆者は病みやすいので引きこもる休日はしょっちゅうだ。時間の使いようが完全に自分の判断に委ねられているので、後悔のない選択ができていれば他人にとやかく言われる筋合いはないと思っている。
ここで伝えたいのはスタンダードが1人だからこそ、より人との関わり合いを大切にしたいと思うようになったということだ。どうせ暇ならネタ探しで行ってみようかと軽い気持ちで考えられるようになった筆者は確実に成長している、、、。


まとめ 

一人なのに、一人暮らしをする以前より人生が豊かになった気がする。自分に自信がなく、一人暮らしに対して不安を抱えている人が、こんな奴でも楽しんで暮らしていけるのかと思えたのなら布教した甲斐がある。

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