書けなくなった私だけど、またここから綴ろうと思う
「言葉が書けなくなる」
という現象を、この数年経験しました。
noteでもSNSでも昔みたいに熱く語ることができなくなったのです。
原因はある程度、自分でもわかっていて
出産をきっかけに本を読む時間が殆んどなくなったこと(文章力と読書量は比例するし、読まなくなると書きにくくなる感覚がある)
あと痛烈に感じるのが、昔ほど承認欲求がなくなってしまったこと。
自分が他人にどう見られるかに対する関心が前よりなくなって、それより目の前の育児や仕事を頑張りたいスイッチがかかってました。
知らないどこかの誰かに発信するより、目の前の事が常に最優先でした。
その一方で、本来すべき事をできていないというか
「めちゃくちゃ荒削りな熱さが自分の唯一の武器だったのに、すっかり錆びつかせてしまったな」というモヤモヤした気持ちもありました。
人と語って火がつくと熱くなれるのに、「これを言葉にする事ができてない」と気づいてモヤっとしたり、発信が大切だという記事を読むたび「やれてないな」とモヤついたり。
これはもう「書く事」を改めて、スタートさせる事でしか解消されないと思いました。
誰が読まずとも、私はこの胸にあるものを昔のように言葉にして、形にしたほうがいいなと。
そもそも昔は書くことが好きでした。
自分の想いを綴る事で、仲間やお客様に恵まれたのが創業期でした。
昔はブログを書いて、それを読んだ人がサービスを受けにきてくれていました。
サービスとしては小さくて無名だけど、必要としてくれる人がいて。遠方から飛行機でお越しくださる方、喜んで泣いてくださる方、「シンデレラプランニングをもっと広げてくださいね!応援してます」って温かい言葉をもらったりして。
ITみたいに一気に大きなお金が動くわけでなく、今みたいなイメージコンサルティングのブームもない頃だったけど、それでも見つけてもらえて、愛してもらえて、それがとても嬉しかった。
だからお金がどれだけ無くても逆風でも「そんな仕事は儲からない」と言われても諦められなくて、途方もない上がり下がりを繰り返しながら、10年続けてきました。
しんどかったけど、続けることだけは意志を持ってし続けた。そして、気づいたら来店数が10,000人を越えていたし、クチコミも沢山の素敵な声が集まって、創業した頃に夢描いていた「ファッションを通じて、人生を変える」サービスに成長しました。
まだまだ志半ばだし、ただ続けて積み重ねてきただけで、胸を張って自慢できる実績も大してないけれど、思い描いてきた絵は形になり、今、この仕事だけで食べていけるメンバーを生み出せていることは私の誇りでもあります。
この業界は基本が個人事業主だし、一本で食べていくには相当の苦労を要するけれど、私は「シンデレラプランニング」で働く人は、それを望めば「この仕事だけ」で食べていけるようにしたいと思っています。
「食べていける」だけではない。
家族を養うことも、好きな事を楽しむ時間を持つゆとりも生める。仕事が好きで人生も楽しい、それって最高の環境だと思うから。
そういう存在に「シンデレラプランニング」をステップアップさせることが私の直近の目標であり、その実現に向けて大阪に2店舗目のサロン展開を進めていくと誓って動くこの頃です。
そういう今の「私」を、こうやって
改めて綴ってみようと思います。