警察官の旦那さんを持つ奥さんへ④ 食事編
警察官でいる以上、旦那さんは睡眠時間をきちんと確保できていません。
いくら疲れ切って寝たくても、通報が来ると休憩時間でさえ起こされて対応しなければならないためです。
そして消えた休憩時間は暗黙の了解で再度取ることはしない、ど根性な世界です。
もし奥さんが旦那さんの健康のために何かをしたいと考えるならば、食事に気をつけてあげることが一番です。
食事の時間もままならず、店屋物やカップラーメンを急いで掻き込むことも多いですが、もしそこに奥さんの心の籠ったお弁当が用意されていれば、少しは精神的に落ち着けると思うのです。
例え休憩時間内に食べられなくても、事件対応を終えてからほっと一息、丁寧に残さず食べるはずです。
いつも安定した精神で仕事ができていた人は、奥さんの愛妻弁当を持参し、食べ終わったらいつもお弁当箱をきれいに洗っていました。
お昼のお弁当の注文を取るときに「持ってきてるからいらないよ」と言えることや、お弁当箱が給湯室に乾かされている様子を同僚に見せることで、さぞ優越感に浸れたことでしょう。
その方の様子がとても印象的だったので、奥さんに大事に扱われているということを同じ課の人に見て知ってもらうことは、旦那さんの仕事のパフォーマンスを上げることにも繋がるように思えます。
警察官は退職後にぽっくり亡くなっている方も多いのが現実です。
それでなくても日本は世界一の添加物大国であり、農薬大国であり、何か身体にあれば薬が解決してくれると思い込んでいる人が多いそう。
だけど私は、日々の食事に勝る薬はないと思っています。
料理が得意でなくても、旦那さんの身体を気遣った食べ物ならば、どう考えても栄養スカスカなカップラーメンには勝ると思います…。
しかし現状は奥さんの作ったお弁当を持参している人は全体の1割ほど。
きっと奥さん方もわかっちゃいるけど、なかなか手が回らないのでしょうね。