柔道にするか、剣道にするか
警察学校に入校して間もなく、武道の選択を迫られます。
多くの道府県は、未経験者は柔道か剣道か選びなさいとなっています。
どちらにするかの参考に読んでみてください。
まずは柔道ですが、これは接近戦しか考慮されておらず、いざ犯人を捕らえるかという時に、女性警察官が組むのは稀でしょう。
逮捕術も習うので、似たところもある気がします。
しかし道着を用意すればよく、初期費用が比較的かかりません。
道着に着替えさえすればよく、組む女性警察官署が居なければ一人稽古となったりするので、訓練時には気楽に参加できます(なんてこと書いちゃうと怒られるかな?)
だけどスポーツで一番死亡が多いのが柔道だそうなので、怪我をしないように行う必要があります。
受け身を習うので、実生活で怪我をしにくくなったりするかなと思います。
また、耳が潰れている人がよく居ますが、それは柔道を頑張った賜物です。
柔道に長けた人は性格が良い人が多いイメージで、教えてもらうのも親切に指導してくださいます。
対して剣道ですが、犯人との距離感を掴めるので、女性警察官として現場向きではあると思います。
しかし防具など一式を揃えなければならず、初任給が寮生活代で引かれて更に竹刀など2万円ほど引かれるよう。
防具は練習が進んだ後でもいいとのことで、剣道を選択した同期は、先輩に借りたり、中古のものを購入して用意していました。
夏場の練習では、防具で熱中症になりかけた人も。
更に子育て期間中は、保育園の荷物に防具なんて大荷物で大変そうでした。
練習も、経験者が張り切っていると打ち込みなどあり、本気で脳天をやられると泣きたくなるくらい痛いようです…。
とこのように、どちらも利点やマイナスポイントがありますが、最初に武道担当の教官が説明してくれるはずなので、自分がピンと来た方を選びましょう。
武道を経験できるのも、他の職業にはできないことなので、貴重だと思って楽しく練習できたらいいですよね。
訓練では、他の署員とのコミュニケーションの場であったりもしたので。
息子も中学生になると、体育で武道をやるはずなので、どちらを選んでくるのか楽しみだったりします。
少しは私も教えられるかな?