小学生が男性を助けたニュースからの考察
小学生が70代の男性を助け、警察から感謝状をもらったというニュースがありましたね。
なぜこういった当たり前のことがニュースになるのか?
私なりの考察を書いておきます。
まず先に結論から申しますと、これはズバリ、「勧奨活動」の一環です。
勧奨活動とは、警察官になったらいいよ!周りからかっこいいと思われるよ!君も警察官になろうよ!と、良い人材をこちら側に引き連れるというもの。
こちらの記事でも伝えている通り、各警察署でも毎年地道に行われているものです。
ニュースのこの子は、お笑い芸人から警察官へと将来の夢を変更しているところまで映されていたので、まさしくそうだなと思いました。
この子が将来、警察官採用試験を受験したら、加点された状態で進められると思うので、だいぶ有利だとは思います。
そしてニュースを見た夏休み中の小学生も、自分もあんな風になれたらいいな!と憧れるという流れなのでしょう。
だけど人助けをするなんて人間として当たり前のこと。
人は助け助けられながら社会生活を送っているため、こういった類いのことは、小さな事から大きな事まで日常的に行われていることのはずです。
しかしニュースとなったのは、たとえ父親がその場に一緒に居たとしても、「小学生が」、というタイトルにできたことが大きいのです。
報道関係者は、警察からニュースを教えてもらうため、毎日接触を試みています。
そして情報をもらって日々のニュースが出来上がり、番組が存続できています。
その日々のお礼に、勧奨活動にふさわしいこのようなニュースをたまに流してくれるのです。
報道と警察、持ちつ持たれつの関係となっているのですよ。