知らないから、生まれる差別
ハンセン病について知っている?LGBTについて知っている??
たまに知らないことを自慢する人がいる。
「あ、僕それ知らないんで。」
何を自慢げに言っているんだ。知らないことを自慢のように言うなよ。
「僕それ知らなかった、調べてみる。」
きっとこれが正しい。
知らないより知っているのはずっといいことだ。
「世界がもし100人の村だったら」
中学の時によく見せられた。
世界に存在する、貧困、紛争、飢餓....。
知らないより知っている方がずっといい。
事実を知ることは、とても大事だ。
たとえ何もできなくてもね。
世界の苦しんでいる人たちのために、自分が何もできなかったとしても。
自分が知らなかったことを、さも自慢のように語る大人が、これ以上増えないことをいつだって願いたい。
わたしの小学校の時のクラスには、話すのが他の人よりゆっくりで、言葉が途切れ途切れの女の子がいた。
彼女は友達が少なかった。その話し方のせいで。
大人になってわたしは気づいた。
彼女が「吃音症」だったことを。
あの時知っていれば、彼女のことをもっと理解してあげられたのに。
知らないことは、時には恐ろしい。
知らないことが、時に差別を生んでいる。
知れてよかった、と思っている。
もう少し早く知ることができれば、もっとよかったけど。
一方でこの世の中には「知りたくなかった」、「知らなきゃよかった」ということが意外とたくさんあるから怖い。
こういうのは大体世界にある差別とかそういう問題の話じゃなくて、自分の周りの人間関係とか本当に自分の身近な部分にこそ多いんだけどね。
そういうことを知ってしまった時に、どうするのが1番正しいんだろうね。
この答えだけは、まだ見つかりそうにないなぁ。