カンナさんのソネット朗読「闇の恍惚」

カンナ|をかし探究隊隊長さんのソネットを読んだらどうしても朗読したくなりました。すごく好きな感じだったのでちょっと力が入ってしまいました💦カンナさん、読ませて頂きありがとうございました。

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闇の恍惚

照りつける日射の陰の濃さに目を凝らせば
そこに巣食う何者かの瞳なき眼まなこに問いかけられる
今のお前は本当に生きていると言えるのか
この足は地を踏んでいるのだろうかと心もとなく見下ろす

生きて死んで何の意味があるのかと
内にも外にも見渡しても答えは見つからない
遠く離れた見も知らぬ多勢の生き様など
隣にいる奴の心の中もまるでわからないのに

見たくて知りたくて人間は透明を望んで
ガラスのコップに満たされた泡の液体は
無限を激しさをそうありたいと求めて願ったのではないか

陰よそれ以上我を惑わそうとしても無駄だ
お前の向こうに回り込んでこの明るみに突き出してやろう
闇の泡が弾け命の恍惚のため息を漏らすだろう

カンナ|をかし探究隊隊長さん