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ポール・ゴーギャン / メトロポリタン美術館
スティル・ライフ
美術展を観にいくのが好きだ。
といっても子育て中はなかなか行けなかった。
子供たちが家からいなくなり
近場の美術館にはゆっくり行けるようになった。
若い頃よりもじっくりとみるようになったあるとき
絵のタイトルをみていて突然気がついた。
静物画は英語で「スティル・ライフ」というのだ、と。
読んだかどうかもおぼえていないが
池澤夏樹にその名の小説があったことを思い出す。
Still Life
英語の苦手な私の頭に「まだ生きている」という
静物画とかけ離れた意味が浮かぶ。
なぜ静物画がスティルライフなのだろう。
果物をみながら
まだ生きている、と心の中でつぶやいてみる。