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行き場のない俳句10


*浮かびたる夕焼雲を鯉が呑む

*破れ蓮シャコ貝のごと縮こまり

*震へるははねだけでなし虫の声

*蓮の実の穴にひとあし先に夜

*俯きて哲学者めく破れ蓮

*秋暮れて野外音楽堂に在り


リアルな俳句の会(結社)に所属しています。
先生の選を通らなかった行き場がない句(会誌に載せられない句)を記しておきます。

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