続けることが大事か?
noteにも何度か書いたが、末娘がこの3月で服飾専門学校を中退する。
3年生まで来てなぜ?と言われることも多いし、娘の考えも聞いて、私は娘の選択を全力応援中。
娘の同級生にも、大学を中退している子たちがいる。
学校は「続けるべき場所」という思い込みは彼らの中には多分ないのだろう。もちろん、迷いはあったし、引き止められたりもした。
でも、「続けるべき場所」だから通い続けるのではなく、自分の人生の中での「今」何を選ぶのか、について考えた結果だと思う。
もちろん学生生活を全うするのも自由だけど、学校に入ったからなんとなく卒業までいるのではなく、途中で、何か違う思いが湧いてきたときには、進路を変えてみる勇気を持てたこと、それを自分で選択できたことが良かったと思っている。
専門学校に3年間通って皆勤で良い成績も納めていたけれど、中退ということで「高卒」扱い。それがもったいないと、学校の先生は何度も言ったそう。でも、彼女は
「今は服をたくさん作ることに専念したい。アルバイトをしてお金を貯めて、イギリスに行って、古着なんかをたくさん見て来たい。」
その思いを、この春から叶えようとしている。ならば、「高卒」がなんだ?
思いが大事なんじゃないか。
高卒で、就活が不利になるという先生方の思い込みと、学校を途中でやめるような人は就職先など見つからない、という先生方からのプレッシャー。
本当にそうだろうか?
今、この時代、アパレル業界は大幅に業態を変えないわけにはいかない職種。もうこれ以上、衣服の大量生産はあり得ない時代になるし、すでにある素材を活かして新しく作り直していく時代になって行くだろうから、大量生産をしていた大手メーカーも、作り直しとなると、機械ではなく、人の手による作業が絶対的に必要になるはず。
これは完全に素人の私の私見ですが、素人目に見てもそう感じますがどうでしょう。
そうなると、娘のように、まだまだこれからとは言え技術を持つ者は、自分次第で仕事は作り出せるし、出会いを求めて世の中に出て行けば、きっといろんなご縁で仕事ができるはず。企業への就職と言うのは、ひとつの選択肢であって、それ以外の可能性が無限に広がっているように感じるのは、大げさだろうか。
誰もが、時代の風向きは変化していると感じているはず。
私は、娘に、広い世界へ出かけて行って、たくさんの人と出会ったり、学んだり、遊んだりしながら、自分の手足を使って自分だからできる仕事をじっくり作って行けばいいと思う。
娘は、この春からのことを考えると楽しくて仕方ないらしい。
一度始めたことを辞めることについて罪悪感を感じたり
そんな自分はダメだと思ったりしないで、
「続けること」が大事だという思い込みも外して、
自分の未来へのワクワク感に従って生きるほうがいい、そう思います。
ずーっと、生涯通して、そうやって目の前の分かれ道を選択して行ければ幸せだと思います。
昭和の私は、あっちに行きたいけど、まだ早い、私にはムリ、皆が違うって言う、誰も行かないから、という理由で、何度も何度も、諦めて来て、50を過ぎてようやくずっと行きたかった方へ行くんです。
それが私のタイミングだから、後悔も何もないけど、そう思える時期が早いほど、人生楽しめるよな~ってうらやましく思うのです☆