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は?って言っていいんやで。

若いころの私は
いつも迷い、悩み、落ち込み、、、を繰り返していた。
そんなころの私を知っているオットは、
「強くなったし、明るくなったな」と言ってくれる。

その頃の私の思考は、
こうでなければならない、で埋め尽くされていた。
ルールが自分の中にたくさんあり過ぎて、どうしたってそうなれない、という、、、今考えれば、当たり前ですよね。
そんな完璧な人、いないし、目指す必要あるのかい?と、聞いてあげたい。

でも、ちゃんとしている人でありたい、そうなりたいと思ってる自分と、
そんな窮屈なのは嫌だ、自由にしたいのに!と内面で怒っている自分と、
私なんか、こんなもんだ、と落ち込んで絶望している自分と、
もう一人くらいいたかな。
そんなダメな自分が好きだなって思ってる自分。

高校生の時から一緒にいるオットは
元々が自由な人で、自分軸で生きている人だから、
どうもそんな私が面白かったみたい。

40年とか経った今になって、思い返して話していると、
「そこがmimozaらしさやから」と思っていたそうで、アドバイスされたこともなく、いつも、ふんふんと話を聞いてくれて、「そうしたかったんやから、それでええんちゃう?」と言うだけ。

ちゃんと聞いてくれてない!いつもそう言うだけ!と私は思っていたけど、
それが本当のところなんだ、と今思う。

いまだに、職場でスタッフに伝えにくいことをどう伝えるか、とか悩んだりする。どう言おうか、どんなふうにどんな言葉でどんなタイミングで。。。
そして、言ったあとも、どうだったか、うまく伝わったか、気を悪くしてないか、落ち込ませてないか、、、胃が痛くなりそう。

でも、オットはシンプルで
「言いたいって思ったんなら、言う。それだけやで。言いたかったから言ったんやから、以上、おしまい。悩むことはない。」

「でもさ、色々相手は思ってるかもしれない。言葉が足りなかったかもしれない。」

と私が言うと、

「そしたら、言葉足らずやったかもしれんけど、こういうことやで~、って、今度言えばいい」と。

それも、言いたかったら言えばいいってこと。

そして、「仕事やからな。相手もちゃんとわかる相手ならそれ以上の気遣いはいらん。分からん人もたまにいるから、そういう時は教えてあげたらいい」と。

オットにそう言われて、心がけるようになった。

「言いたいって思ったことは言う。疑問に思ったら、ちゃんと聞く。」

シンプルで行こうと決めて実践中☆

言えないこと、疑問に思うことって、簡単に言うと、
「は?」と思ってること。

で、「は?」とも言えず、心の中でくすぶらせ続けると、相手の思惑とは全く違うところで、私の怒りになったりストレスになっていく。

こういうのよくあるんじゃないか?

「は?」って言える人はいい。
または、「は?」って、心の中で思える人もまだいい。

そう思うことすら自分に許可していない、私みたいな人は、本当にしんどい。でも、自分で選べるってことです。

まだ思考にも上がってきてないけど、奥底で「は?」と思ってる自分をなるべく早く発掘する。救出する。
「は?」って思っていいんだよ!!って、人工呼吸するみたいに、吐き出させてあげる。

息を吹き返した自分は、「はあああああ?????」って言うかも(笑)

なんでやね~~~~~ん!!!って。言わせてあげよう、私に。

軽くなるよね。

それを許可できない時って、表層意識にも上がってこない時って、
抑え込んでるから、怒りとか諦めとかネガティブなエネルギー満載です。

はあ~???って思っていいんだからね。

で、ちゃんと相手にシンプルに聞いてみる。

「それはどういうこと?」って。

それが案外、ホントに意外に、自分が思いこんでいたような悪いことじゃなかったりすること、多い。ちゃんと聞くと、「なるほど、私はそう思わないけど、まあいいか」と思うことも多い。聞いたらすっきりする。

でも、そんなこと聞いちゃ失礼だとか、馬鹿な奴だと思われる、とか、いろんな思いが渦巻いて、聞けないでいたんです、私は。

最近は、聞くようにしています。
「どういうこと?」「なんで?」と。

聞いてもいないのに、想像で悪い方へ悪い方へと考えがどんどん広がって、辛いし悲しいし情けないし腹立つし、もうあの人は好きじゃないとか、勝手に相手を悪者にして、なんて時間の無駄なんでしょうと気が付いたから。

もういい大人だから、ちゃんと聞こう。
怖がらずにちゃんと言おう。
シンプルに聞けば、相手もシンプルに応えてくれる。
そう信頼して聞いてみよう。

オットが、「聞きたかったら聞いたらええねん」
「言いたかったから言ったんやろ?ほんなら、そんでええやん」
「その時はそれがいいと思ったんなら、それがその時の最善。違うって後で思ったら、やっぱり違ったわって言ったらいいねん」と
いつも言ってくれていたことを、40年聞いてきてやっと、腹に落ちたのでした。

お店とかでもありますよね。
あっちの席の方がいいのにな~、でも、もう座っちゃったし、今更言えない、みたいなこと。

オットは私の顔を見て察知して
「あっちの席に変わる?聞こか?」と言います。
私は「もういい」と言っていましたが、最近は、「あっちがいい」と自分から早めに言うようにしています。
その方が最初からずっと、ご機嫌でいられるし、案外、「どうぞ」と気持ちよく案内してくれるもんです。

ムリなら仕方がないからね。聞けば納得する。

その辺をきちんと切り分けて、言ってもいいわがままと、それは言わない、という身勝手を区別できるくらいの分別は、もうこの歳になればあるから、自分と相手を信頼して、世界を信頼して生きるって感じかな。
大げさやなってオットに言われそうですが。

歳を重ねるのも良いことですね。楽になりました。

自分の小さなわがままをちゃんと聞いてあげて、言ってみたら、案外受け入れられて、世界は優しい、と感謝できる。ああ嬉しいな、幸せだなって思えるんだと知りました。

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