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サウジアラビアを知りたい 1

『こんにちはサウジアラビア 2022年11月25日金曜日』

時間の過ぎ方がこんなにもちがうのか。
サウジアラビアの首都リヤドに到着後、一日目にしてそう思った。
アザーンのテンポも語り掛けるように穏やかで音量はそう大きくなくむしろ心地よい。
『ああ、戻ってきた。』
中東地域での生活はエジプト、レバノンに続き20年ぶりだ。
気温は20度前後、過ごしやすい気温なはずなのに日差しがきつい。
同日午前一時にタイの首都バンコクを出発し、ドバイ経由でリヤドに到着した。

まずはスーパーマーケットへ行く。楽しみにしていたタッブーレ、ホモス、ババガヌージュを購入する。このように食文化も日本と大きく違う地域では食べることを考えるのが最優先事項だ。

家は30年以上前に建てられた白みがかった土色の味わい深い建物。きれいに掃除されており庭にはブーゲンビリアとジャスミンが所々に咲いている。
荷ほどきを少し行い、お待ちかねのアラブサラダセットを平たいパン ”ホブス” と一緒に食べる。お手伝いさんが気を利かせて購入してくれたスプライトと一緒に。焼きナスの風味が香ばしいババガヌージュ、クリーミィなゴマとひよこ豆のペーストホムス、トマト、イタリアンパセリなど数種類の野菜が混ざり合いオリーブオイル、塩、レモンの絶妙な味加減のタッブーレ。すべて体に沁み渡る。幸せ。

ここでまだ朝の11時、飛行機の長旅で疲れたのでシャワーを浴び、少し昼寝。目が覚めたのは3時頃。元気を取り戻し早速散歩。近くのカフェやモールをひやかし、お目当てのトレイルへ。我々の住むエリアを囲むように砂漠や岩のトレイルが続いている。初めての場所、人気もなく、少し暗くなってきたのでなんだか怖くなった。(その後サウジアラビア人の人気ピクニックスポットということが判明)
6時くらいに帰宅。お手伝いさんがスープを作って持ってきてくれた。ありがたい。チキン、パパイヤ、庭にあるモリンガの葉を使った生姜風味の身体にしみわたるスープだった。

色々あったような気がするが、時差ボケもありベッドに入ったのはまだ夜8時。やはり時間の流れがほかの国と違うのだろうか。リヤド生活はこうしてスタートした。

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