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映画「コットンテール」
トロントの日系文化会館では毎月、日本映画の上映会があります。私好みの渋めの映画を上映してくれるので、気になる映画があると時々観に行っています。
先日観た映画は、リリー・フランキー主演、錦戸亮、木村多江、高梨臨出演、パトリック・ディキンソン監督「コットンテール」(2024年日英合作)。
若くして認知症を患った妻に先立たれた男が、「イギリスのウィンダミア湖に散骨してほしい」という妻の遺言を叶えるために、疎遠だった息子とその家族と共にイギリス湖水地方を訪れる物語。
認知症のこと、介護のこと、尊厳死のこと、父と息子の関係、母の役割など、国を問わず、誰にでも起こり得る共通のテーマで、私自身色々と考えさせられる映画でした。リリー・フランキーの自然体な演技が素晴らしかったです。
木村多江演じる母親が子供の頃からピーターラビットが好きで、いつか夫婦で訪れることが願いだったイギリスの湖水地方。
私が大学生の時に初めて行った外国もイギリスでした。きっかけはピーターラビットではないですが、外国への憧れもあり、ミルクティーやスコーンが美味しい英国風喫茶店に通ってみたり、紀伊國屋でイギリスの洋書を買って読んだりと、イギリスに傾倒していた時期がありました。
成人式の振袖はいらないから、イギリスに語学留学に行きたいと親に言って、大学3年の夏休みに1ヶ月ほどロンドン郊外にホームステイして語学学校に通ったこともありました。社会人になってからの、ふらっとイギリス一人旅も懐かしい思い出です。
映画の中のロンドンや湖水地方の風景を見ていたら、またいつか、行く先々のB&Bに泊まって、ふらっとイギリス鉄道一周の旅をしたくなりました。羊や馬や牛が放牧されている牧歌的な田園風景を車窓から眺めながら、のんびり旅行がしたいです。
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