眠れる庭
少し前、裏庭で1匹の黒リスが動かず横たわっているのを見つけました。他の動物に襲われた様子もなく、落ち葉の中に静かに埋もれるようにして亡くなっていました。きっと寿命を迎えたのだと思います。
どうしたものかと考え、地域のサイトを調べてみました。
死んだ動物をリサイクルビン、グリーンビン、またはゴミ収集用のゴミ箱に入れないでください。ヨーク地域の廃棄物施設ではこれらのものを受け入れていません。動物が私有地にいる場合、その処理は土地所有者の責任となります。ご自身で処理する場合は、埋めることを検討してください。動物が道路や公共スペースにいる場合は、地元の自治体に連絡してください。
「動物が私有地にいる場合、その処理は土地所有者の責任」とのことでした。悩んだ末に、大きなシャベルで庭の端に埋め、落ち葉の毛布をたっぷりとかけてあげました。毎日運動会のように駆け回っていた庭で、静かに地に還るのが一番幸せだろうと思いながら。天国でも元気に走り回ってね、と祈りました。
一方で、日頃、車を運転していると、轢かれた野生動物を目にすることがあります。道路に横たわる無惨な姿を見るたびに、痛かったね、ごめんね、と胸が締め付けられる思いになります。どうか、道路に飛び出さず安全に暮らしてほしい、そして、人間のせいで命が絶たれることがないようにと心から願うばかりです。
『アライグマが車に轢かれたら311
人が車に轢かれたら911
正しい電話で適切な助けを』