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わたしの住む街⑤「地球の大掃除」がしたい
家の近くに、犬の散歩でよく行く公園があります。すぐ横には小学校もあり、子供の遊具や野球場、テニスコート、芝生広場、ちょっとした林もあり、まあまあ人の出入りの多い公園です。
犬の散歩をしていて気になるのが、あっちにもこっちにも散乱しているゴミ。ペットボトル、お菓子のパッケージ、チキンの骨、タバコ、注射針!たまにパソコン!ありとあらゆるゴミが落ちています。
林の入り口には「不法投棄禁止。最高5000ドルの罰金」と看板(見出し画像)が立っているのに。大きなゴミ箱が要所要所に設けてあるのに。何でその辺にポイっと安易にゴミを捨てるのか私には分かりません。
食いしん坊のうちのしばいぬは、鶏の骨でも落ちていたら一目散に飛んで行こうとして、運良くありつけたらパクっと咥えてガリガリしますし、誤飲が心配です。あまりにもゴミの散乱が酷いので、引っ越してきたばかりの頃、ホームセンターでゴミ拾い用の大きなトングを買ってきて、犬の散歩をしながらゴミ拾いをしていました。
ある日、公園でジョギングしていたおじさんから声をかけられました。「あなたの行動は市に表彰されるべきだ。ノミネートするよ。」「ありがとうございます。でも、こんなにゴミが落ちているのが耐えられないだけなんです。」表彰はいらないから、みんなゴミをその辺に捨てないで!!!と心から思います。
私の住むコミュニティには自由参加の自治会のようなものがあることを知り、去年入会しました。自治会では、年に数回、公園の掃除をする日を設けているようです。
以前、参加してみた所、20人ぐらいが協力してゴミ拾いをして公園がかなりきれいになりました。でも1ヶ月もしないうちに、元通りゴミの散乱した状態になってしまいます。
こんなにゴミだらけの公園で育った子供たちは、これが当たり前になってしまうのでしょう。もちろんカナダに限らず日本にもたくさんゴミは落ちています。でも、程度が違うような気がします。
うちの子供たちが日本で通っていた幼稚園には、家の近くのゴミ拾いをしましょうという「地球の大掃除の日」がありました。同じバス停のお友達親子で一緒に楽しくゴミ拾いをしたことを思い出します。子供の頃の経験は大事だなあとつくづく思います。