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在外投票しました

今日から衆議院議員総選挙等の在外投票が始まりました。海外に住んでいても、以前住んでいた市区町村の在外選挙人名簿に予め登録をしていれば、国政選挙には在外公館にて投票ができます。

海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。

外務省ホームページ

トロントはダウンタウンにある総領事館にて今週水曜から土曜まで。行ける時に行っておこうと思い、早速、初日の今日、投票に行ってきました。

お昼前に家を出発し、Google mapで場所を再確認したところ、総領事館の営業が12:30-13:30までお昼休み。もしやお昼休みある?と慌てて12時20分に滑り込んだところ、総領事館の通常の窓口とは別の部屋が会場となっており、お昼休みなしで一安心。

係りの人しかいない、がらんとした会場で、受付の人から「わざわざご足労いただきありがとうございます」と労いのお言葉。在外邦人の選挙人名簿登録率はまだまだ低く、投票率もずいぶんと低いようです。

日本で投票の場合は、会場に行って投票用紙に記入して箱に入れるだけですが、在外投票の場合は少し勝手が違います。

まず受付で渡された紙に、投票日、在外選挙人票交付番号、自分の氏名を記入、どの選挙の投票をするかにレ点を入れる。封筒に、登録している市区町村の選挙管理委員会の会長宛に住所を記入。

それらと、在外選挙人登録証とパスポートを提示して、投票用紙と内封筒、外封筒を受け取る。今回は衆議院議員小選挙区選挙、比例代表選挙、最高裁判所裁判官国民審査で3セット。

投票ブースで、投票用紙に記入。1枚ずつ用紙と同じ色の小さな内封筒に入れて封をする。

次に、外封筒に必要事項を記入し、先ほどの同じ色の内封筒をそれぞれ入れて封をする。

それら外封筒を係りの人に提出し、最初に宛先住所を記入した選挙管理委員会委員長宛の郵送用封筒に、まとめて入れる。郵送用封筒に封がされ、鍵付きの箱に入れられるのを見届けて、ようやく投票完了。

ちなみに、日本だと各投票ブースに小選挙区の候補者名が掲示してありますが、海外だと全国分を貼るわけにもいかないのでしょう、ブースには掲示がありません。その代わり、投票ブース横のテーブルに、全国の候補者名等が載っているであろう大きな分厚いファイルが何冊かドーンと置いてありました(中身は見たことがありませんが)。

ファイルを見ることなく、予め決めて行った候補者名と政党名をブースで記入しましたが、目の前に掲示がないので、私の記憶は正しい?字が間違っていない?と一瞬緊張しました。

かくして3重の封筒により厳重に守られた投票用紙が空を飛んで、登録してある選挙管理委員会に届けられます。無事に届きますように。

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