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日本語の先生の仕事

昨年から、夫の駐在に帯同してカナダに住んでいます。引っ越し後1年数ヶ月間、専業主婦でしたが、ようやく今月から日本語個人レッスンの先生の仕事を始めました。

語学の個人レッスンを提供している会社にフリーランスの先生として登録し、生徒さんを紹介してもらっています。

今やオンラインレッスンのプラットフォームはたくさんありますが、私はオンラインは苦手なので、またコロナ禍のような状況にならない限り、対面レッスンだけをすることに決めています。

日本語の先生の経験としては、日本のボランティア団体での外国人の日本語学習支援。それと、遠い過去のことですっかり忘れていたのですが、20数年前、アメリカ在住中にも、コミュニティカレッジの日本語クラスでお手伝いのボランティアをしていたことを、最近になって思い出しました。あの時が、私の中での外国人の日本語学習支援の始まりでした。

ボランティアとしては細々と合計7年ぐらいの経験はありますが、有給の仕事としては初めて。そんな素人の先生であるにも関わらず、日本で国家資格を持って働いていた薬剤師よりも多い時給をいただいており、何とも複雑な心境です。

もちろん、日本とカナダの物価や最低賃金の違いもあり、円安なので単純計算で比較することはできませんが。でも、よくよく考えたら、相当な時間を費やして準備しているので、準備時間も入れれば、見合った時給なのかなという結論に達しました。

仕事として日本語を教えることになって思うのは、先生は教えている時間だけ働いているのではなく、授業準備が大変だということ。私が素人で経験不足というのもあるのですが、毎週の授業のためにかなりの時間をかけて準備をしています。

私の生徒さんは超初級レベルで、日本語だけで教える直接法よりも、英語を使った間接法で教える方がスムーズです。英語でどのように説明するかも事前に文章まで考え、自分なりに色々調べて事細かに教案を作っています。

今は、夏の一時帰国で買ってきた本などで独学で勉強していますが、試行錯誤の連続です。求人を見つけて見切り発車しましたが、もっと自信を持って教えられるよう、海外でも受けられる通信教育を利用して、基礎からきちんと勉強しようかと考えているところです。

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