近所のおばちゃん
ウチの近所には、イキイキとしたおばちゃんたちがたくさんいる。
移住者の私にとって
近所のおばちゃんたちの存在は、とても大きい。
お裾分け文化を教えてくれた
「庭で採れたのよ」と、カゴいっぱいに持ってきてくれた柿
「夫が釣った魚、食べきれなくて」、と鯛を3匹
庭にたくさん咲いているからと生花
もう老夫婦二人には大きすぎるからと、ダイニングテーブルと椅子
たくさん作ったからと、手作りのジャム、煮物、シチュー、炊き込みご飯、
などなど。
これまで、近所のおばちゃんたちから
たくさんのお裾分けをいただいてきた。
ある日は、
もうそう永くないから終活してるの、と
着物や浴衣をたくさん。
先日は、庭に植えてあった紫陽花の木を根っこごとくれた。
たまにびっくりするものも頂きますが、
分け合う気持ちがとても嬉しい。
ピンポーンと家に持って来て明るく手渡してくれる、
その短いけど温かいコミュニケーションは心を潤してくれる✨
私も、旅行や帰省の際には必ず近所のおばちゃんたちに
お土産をいくつも買って帰るようになった。
近所にお土産を渡したい人がたくさんいるって幸せなことだなと体感。
都会のマンション暮らしの頃は、ご近所さんはたっくさんいたけれど、
お裾分けしたりお土産を渡す相手はいなかったなぁ…。
おばちゃんとの距離
お裾分けをシェアする間柄の近所のおばちゃんたちとの関係、
本当はもっと一歩踏み込んで距離を縮めたいとずっと思っていた。
たまには一緒に食事をしたい、子どもも仲良くさせてもらいたい、
困った時に支え合える仲になりたい。
そう思って3年。
やっとやっとその想いを伝えることができた!
ワンオペで夜に私の用事があり、困っていた日。
思い切っておばちゃんの家に子どもを連れてピンポンしてみた。
ドアから現れた笑顔のおばちゃん。
「来てくれて嬉しい」と。
事情を話したら、「頼ってくれて嬉しい」と言ってくれた。
子育て中は大変だから、何か力になりたいと思っていたけど、
おせっかいかなと思って言い出せなかったの、と話してくれた。
そんなふうに思っていてくれたなんて…♡
ある日のエピソード
娘の入学式の朝、
バタバタと玄関扉を開けたら、
そこに近所のおばちゃんが立っていた。
笑顔で「入学おめでとう」
「ちゃんと顔を見ておめでとうと言いたかったの」と。
小雨の降る朝、傘を持って何分も待っていてくれた☂️
嬉しすぎて学校へ行くまでの道すがら、涙がポタポタ。
両家の親が遠方の、核家族の我が家。
入学式という大きなセレモニーの日に、
自分のことのように喜んでくれる人が近所にいるというだけで
どれほど心強いか。
先日、小学校からの帰りが遅いなぁと思っていたら、
娘はランドセルを背負ったままおばちゃんの家に寄って、
水羊羹を食べてきたそうな笑。
先週末は、我が家の庭で娘と遊んでくれた。
私とは違う観点で娘の良いところを褒めてくれた近所のおばちゃん
娘も嬉しそう🎵
また別のおばちゃんが入院した際は、
娘と一緒にお手紙を書いた✉️
そうしたら、退院してすぐに元気な姿を見せに来てくれた。
娘にとっての
移住先での祖母のような存在になってくれている近所のおばちゃんたち。
そして、私の心の支えにもなっている⭐️
私もいつでも頼ってもらえるように、おばちゃんたちの力になりたい。
そしていつか、近所のおばちゃんたちみたいな、
明るく親切なおせっかいおばちゃんに、私もなりたいな。
わかな@和歌山