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日本人としてのIDどうですか?

梅雨もなかなか明けない中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
こんな薄曇りの天気が好きという方がいたら、どうしたらその感覚が得られるのか聞いてみたいところです。ちなみに、私は雷が鳴りそうで鳴る前の黒黒とした風景が好きです^^ワクワクしませんか?

日本に対しての見方

さて、皆さんは日本人として誇りを持てているでしょうか。
オギャーと生まれた時から”日本”を背負ってきた私たち。1970年代生まれの私はもうそろそろ半世紀になり、若いつもりでいたけれど、周りをみるとそうでもないなと感じる現在地です。

義務教育で教わってきた日本という国は、それは昔々、第二次世界大戦の時に大国アメリカに対して戦争を仕掛けていった国であり、近隣のアジア各国に対しても酷いことをやっていた。だからアメリカによって原爆を落とされて戦争を止めることができたんだってな感じで教わるわけです。そんな教育をされた私たちは一体どうしたらよかったのでしょうか。

昔のことね、とその時は思いました。けれど、それを知った無意識は犯罪者になったような感覚でもあり、近隣国への申し訳なさだったり、過去の日本に対する怒り、反対に平和への熱い思いを蓄積していっているのだと思います。いずれにしても、日本に対しての愛国心は1ミリも作ることはできませんでした。

日本の教育の結果は

20代の時にカナダに留学していた時期がありました。英語を各国から学びにくる生徒は、自国をとてもよく知っていて誇りを持っているように感じました。私は日本人として、国を愛することや誇りなどこれっぽっちもなかったので、不思議に思っていましたし、なぜこんなに自分に自信がないのか、自分の性格のせいだとかなり自分を責めていました。

世界26ヵ国の人々がスタッフとして働いていた時などは、仲良くなった韓国人の友人から「私たちは表面上、日本人に対して仲良くはしているけど、内側は日本人は酷いことをやった民族だという教育を受けているんだ」と言われました。心の中で、そうだよね、酷いことをした民族だよね、仕方ないよねと当たり前のように納得していたこともありました。

だから日本に対しては、「可もなく不可もなく、昔戦争では酷いことをやった国、けれど高度経済成長で頑張って世界1位になるくらい経済では頑張った国」でした。そんな私がある韓国人のNoh Jesu氏に出会い、日本の話を聞いて大反転します。

これから無視できない知るべきこと

彼は、1945年8月15日は敗戦ではなく、終戦だったといいます。日本が戦争を終わらせる決断をしたのだと。原爆を落とされてもテロひとつ起こさない、天皇の指示で一斉に銃を下ろした。これは武士道なくしては語れない。本当はものすごいプライドのある国なのに、口をつぐんで戦争については一切語らない人々。それを聞いた時、今までの戦争やそこにまつわる話に彼の解釈が入ったことで、日本という国が生き生きして自分自身もエネルギーがみなぎったのを覚えています。

社会や政治に興味や関心が持てないのはあなたのせいじゃないんです。自信が持てないのも、何かができないと落ち込むのも違うんです。戦争から連綿と繋がる社会のエネルギーや歴史が重くさせていたのだと今ならわかります。
生きる軸が定まらない、何かやりたいけど何もやりたくないなど、生きづらさを抱えていたら、彼の話を聞いてみると自分の中の絡まりが解けていくかもしれません。日本の歴史と自分が繋がるいいきっかけになります。

2024年8月13日 Jei祭@明治神宮
ぜひNoh先生の話を聞いてみてください^^
日本人であれば無視したくてもできない話だと思います!

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