【イベント実施報告】2024.10.3
セミナー&トークセッション
「働きやすい職場づくりに向けて」~治療と仕事の両立や支援の進め方~
昨年開催したセミナー&トークセッション「働くことをあきらめない~治療と仕事の両立と心理的安全性~」に引き続き、病気治療と仕事の両立をテーマとした セミナー&トークセッションを開催いたしました。
参加者107名〈対面28名・オンライン79名
会場:札幌ユビキタス協創広場 U-cala(提供:(株)内田洋行)
【主催】北海道Mimosaプロジェクト
【企画・運営】サッポロビール(株)北海道本部 / 国分北海道(株)
(株)あいプラン
【後援】北海道 / 公益財団法人 北海道対がん協会
【協力】(株)内田洋行
■第1部 セミナー&トークセッション
『当事者が語る両立や支援のポイント』
○セミナー ~罹患から働くまでの職場のキーマンの関わり~
登壇者/ 阿久津 友紀 氏
厚生労働省 がん対策推進協議会 委員
北海道テレビ放送株式会社 東京支社 編成惟業務部長
○Can Stars 活動紹介 ~社内コミュニティの役割~
登壇者/ 村本 高史 氏
サッポロビール株式会社 人事総務部 プランニング・ディレクター
Can Stars(がん経験者の社内コミュニティ)メンバー
○登壇者によるトークセッション
~実際に職場で起こる事、こんな時どうする 罹患者と支援者の立場から~
・阿久津 友紀 氏
・村本 高史 氏
・萩庭 寿人 氏 国分北海道株式会社 経営統括部長 兼 人事総務部長
・山田 彩子 サッポロビール株式会社 北海道本部 業務部
Can Starsメンバー
北海道Mimosaプロジェクト 代表
■第2部 座談会『語り合おう!職場の両立支援の課題と解決策』
登壇者を交えて職場での対応に関する情報交換や困りごと相談
(対面会場参加者のみ)
第1部のセミナー・社内コミュニティのご紹介では、罹患経験者だからこその悩みや、その悩みを打ち明けられる環境の重要性について語っていただきました。
その後のトークセッションでは がん罹患経験のない立場の方も交え、どのような配慮があれば心理的安全性が確保されるのか等、具体的な体験談をもとに考える時間となりました。
第2部の座談会では、事前に寄せられた質問や職場の両立支援の課題について、5名ずつほどに分かれ、これから自分が職場でできることは何かを語り合う様子が見られました。
≪参加者アンケート≫一部抜粋
・「知る」ことは大きな武器になると思います。経験者自らが進んで発信していただけることは、これからサバイバーになる方、今まさにサバイバーである方はもちろん、サポートする側の立場としても大変参考になりました。
・これまでステージのグレイドによって判断していましたが、実はステージだけがリスクではないことを初めて知りました。当事者から詳しく話をお聞きすることでこれからの自身の生き方や人との関わり方も変わりそうです。
・全員が罹患者ではなく、人事部の立場での意見も聞けたので良かったです。
制度や環境・思い込みを変えることは容易なことではありませんが、地道な活動が花を咲かせ実を結ぶことと願い、今後も「北海道で働く人を元気に!」というテーマを掲げながら活動を継続していこうという思いを運営メンバー一同で確かめ合えた機会でもありました。
文責:株式会社あいプラン 永井