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2018/04|授業の合間に「戸隠神社」へ行く

(2018/04/某日)記。

大学の授業で、風景画実習という野外での実習課題があります。年一で行われるこちらの実習は、関東近辺の風光明媚な場所に一週間ほど泊まりこみ、F30号の大きさのキャンバスを2作品、仕上げるというもの。実習期間中には終わらないことが多いので、実習後も展示までの間に加筆を続けるのですが、いつも室内で籠って同じような課題をこなしている我々にとっては、外で絵を描くなんて、だいぶ息抜きになります。

私は昨年、金銭的にちょっと厳しくて参加しなかったので、とても楽しみにしていました。

ちなみにこちらは2年生からの課題になります。2年生は自由参加、3年生~は基本参加必須の授業です。就活や教育実習等でどうしても不参加になる3年次以降は、途中参加して同じ課題をするか、全日程不参加になる人はF50×1作品提出となります。2年生は自由参加なので不参加でも課題はありませんでしたが、とはいえ、1週間近くは日中ヒマに過ごすことになるので、私は学内風景をF30×2枚、みんなと同じように描いていました。

今年の風景画実習先は、長野県の「戸隠」です。長野県…良いですよね。「山」での生活に憧れがあって、長野県といえば「日本アルプス」の山々を想起させるので、行ったのは今回が初めてですが、行く前から良いイメージを抱いていました。

それから、幼い頃に見たアニメ映画「ミヨリの森」が私は大好きで、山の精霊?たちとの交流に心踊りました。

また、これも幼い頃に読んだ児童書で「夏の洞窟」という、山の麓の村の子供達の一夏の冒険が描かれた作品があるのですが、恐らく「白川郷」のような山での暮らしの風景が確か描かれていました。

「山」って、暮らしは絶対大変なのは分かっているんです。でも、平坦な平野と空が広がる故郷・佐賀県で暮らしてきた身としては(これはこれで鬱々とするものはありますが)、鬱屈しそうな「秘境」で生活しているということが、ちょっと羨ましいほどのアイデンティティだなと思うことがあります。

とまぁ、私の「山」への思いの丈はこれまでにして。せっかく戸隠まで行くので、最終日に同学年のみんなで「戸隠神社」を散策してきました。だいぶ浮かれていたと思います。実習放り出してごめんね先生…。

2018年04月撮影

荘厳な雰囲気が漂う大杉の道。
全部の樹がとても大きい。

2018年04月撮影

そこに突如現れる赤い門。

2018年04月撮影

奥社まで行けました。

2018年04月撮影

異世界との境目に居るような
そんな感覚。

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