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あいまい・みーまいん
曖昧で、不安定で、ふわふわと漂う。
「どのように生きる？」と 生が問い、
「どのように死へ向かう？」と 死が同じようなことを問うてくる。
「私は･･･私の･･･私を･･･」
まだまだ答えることができません。
しかしながら、しっかりと世界を歩くために、前だけは向いていようと思います。
生も死も「私のもの」だから。
◇◇◇
《あいまい・みーまいん》
2018年
F15（652×530mm）
キャ
雲の佐賀行きゃ、雨みやげ
夕方 雨上がり
西から東へ進む空
「佐賀行く雲の雨みやげ」
祖母が 佐賀市方面に向かって
流れていく雲を見て言った
雨が降ると
傘や雨ガッパがいるし
電車やバスの中は
湿気と熱気で充満
手荷物も 目の前の空気も 私達も
いっぱい いっぱい
「雨なんて 置場所に困るお土産よ」
私が祖母に言った
昔の生活は
天からの雨を「お土産」と表現できる
今とは違った精神の豊かさがあるのだろう
そう思えな