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ミュージカルFate/Zeroの感想

ずっと楽しみにしてたのだけど、ほんとーーーーーに最高のものを見せていただきました
見たかったもの全部見れたし、そこまでやれとは言ってない!!!!って感じだった

Zeroに限らないけど、聖杯戦争って7つの陣営それぞれに思惑があって、それぞれ描写しないといけないから長く複雑になると思う
舞台でやるの大変じゃない?と思ってたんだけど、歌の入れ方や説明の完結さで冗長にならずすごく入り込めた
映像の使い方がよかった 「対城宝具」とか、耳だけだと??となる言葉はさっとテキスト出したり ちょうどよかった
初見の人にも、後編の展開大丈夫そうなら、おすすめ・・・・(内容的に強くおすすめできない)


セットについて


●舞台セット
舞台の円が欠けてる。そういうデザインかと思ったらサーヴァントが召喚されて円が完成したので鳥肌立った セットが良すぎる
演奏する人たちが見えるようになってるセット良すぎる 結構見てしまった バグパイプ見る機会もうないよ
モリミュでもそうだったけど、演奏者を見せるのすごい好き。リスペクトも感じるし
演奏者さんのいるところにキャストが入ることも多々ありかなりよかった
舞台の使い方がすごく好みだったな、高台と中心の円 ぐるぐる回る世界
冒頭の剣が刺さってる床と、高台のはためく青い旗めちゃよかった。劇場入ってそれを見て、あっこれはもう最高だなと思った(正解だった)

とにかく、人間が生身で演じることで深みが出るキャラクターばかりで、舞台でやる意味がありすぎて、本当によかった

以下は各陣営の感想です

セイバー陣営

●切嗣
言わずもがな新木さんの切嗣最高だった 本当にありがとうございます大好きです新木さん…
新木さんの切嗣理解度が深すぎるんだと思う 当たり前です
私正直アニメ見てるとき切嗣に全然感情移入しなかったんだけど、Zeroミュ見て、あ〰️〰️〰️〰️〰️〰️なった
切嗣が感情を出すのはアイリと二人きりのときだけと気づいてどうにかなっちゃいました
声が若かった 本当に27歳だった なんで?
ガラケーいじりながら片手間に煙草ふかす仕草ちょっとやばかった かっこよすぎて…
銃構える姿もかっこよすぎて
好きです
高台から銃構える姿が良すぎたの本当に
切嗣って理解しづらいキャラクターだと思うんだけど、生身の人間が演じ、実態をもつとこんなに要素増えるんだってびっくりした
切嗣の、幸せを感じる度心が切り裂かれるような苦しみがじわっと滲み出る瞬間胸がきゅっとなった
感情が滲み出てしまう瞬間 の味がすごすぎてしばらく咀嚼すると思う
私は新木さんの「心情がにじみ出てしまう瞬間」とか「感情が静かに爆発する瞬間」の演技が大好きだなって思った
やっぱり新木さんに切嗣演じてもらえてよかった
後編がまじで楽しみすぎる。本番ですよ

●セイバー
Zeroのセイバーだ!!!!!!!!!と思った
可憐で…でもキリリと張り詰めてて、ちょっと影がある感じ!!もうイメージどおりで嬉しかった
この「ちょっと影がある」感じが良すぎた ありがとうございます
ランサーとの関係性好きすぎた あの二人方向性似てるんだろうね
聖杯問答がアニメですごく好きだったの思い出したんだけど、あのシーンのセイバーよかった・・・・
ギルガメッシュとイスカンダルに比べたら若いことを突きつけられて、何も言えなくて、でも…みたいな 若さと真っ直ぐさが切ないよね 好きだよ…
誉も名声も持っている、世界有数の英雄だと思う。だけど、本人は自国を滅びの道から救えなかったとずっと悔やんでいる
その他者評価と自己評価の狭間で立ってる不安定さがZeroのセイバーなんだわ すごい好き
インビジブルエアどうすんの?と思ってたけど、なるほどね????と思った
歌がうますぎる
最後のエクスカリバー!!!最高だった

●アイリ
すんんんごいよかった・・・・・・・・。
ふっくらしていて、おだやかで、優しくて、綺麗で、声が明るく鈴を転がすようで、包容力があって・・・・・多幸感ってこういうことか
なんか、アイリって人間じゃないし人間離れした容姿しているけど、中身は普通の女性なんだよなって
生身の人間が演じることですごく実態をもって素敵な女性だと思った
切嗣のために、「自分の意思」で協力してるって感じ。芯のある女性として確立されててすんごくよかった
アニメ見ているとき、正直切嗣と舞弥の関係がなんかやだった(理由はわかった上で)んだけど、Zeroミュで、アイリはそれもわかった上で、受け入れて切嗣を支えているんだ・・・!!ってわかってすごく腑に落ちた。言い方悪いけども、都合の良い女性じゃなくて、本当に切嗣を愛していて、かつ、自分の意思で切嗣を助けているんだよね。すごく好きだなーと思った
舞弥にもわかった上で、切嗣のために動いているという点で目的は同じ仲間として接しているのが強くて好き・・・と思った
すごく安定しているキャラクターだったんだなってわかった
だからこそ舞弥の「揺れ」が際立って魅力的になってた

●舞弥
正直このキャラも元々あまり理解できてないキャラクターだったんだけど、Zeroミュ見てすごく人間臭いキャラだな・・・!!と思った
アイリとは対照的に、切嗣とはビジネスパートナー(と色々あって身体の関係?)な舞弥
仕事はできるし基本的に冷静なキャラクターなんだけど、切嗣への気持ちとアイリへの気持ちの間で揺れているのがただの女性である側面が見えてすごく魅力的だった
アイリに対して、切嗣との関係が後ろめたくて罪悪感があるんですよね。でもアイリはそれごと受け入れている。それもわかっているから余計どう接したらいいかわからない・・・って感じが良かった かわいげある
ステゴロ殺陣めっちゃかっこよかった 多分小柄な方?だと思うんだけど、男性と戦うとき小さく見えて、でも強いのかっこよかった

キャスター陣営

●キャスター
歌い方も喋り方も丁寧で上品なのよ
最初はあれ?思ったよりイカれてないな…と思ってたんだけど、そんな感じなのに一切話し通じなくてちゃんとイカれてて最高だった
なんというか、ちゃんともとは騎士だったことが見えるようなジル・ド・レェでメタルさんすご…と思った
ジャンヌのくだりのとこ話通じなさすぎて怖かった
龍之介との初対面の時とか怖くて最悪でめっちゃよかった・・・・
龍之介とキャスターだけ最初から最後までずっと楽しそうでもはや可愛かった
カテコでふたりで踊ってるのかわいすぎた
この人、最初から最後まで聖杯戦争やってなかったんだな・・・と改めて気づいた

●龍之介
佐々木さんすごくないですか?役ごとに別人すぎる…………2次元かも
宗三と無惨と龍之介が同じ人なのすごくない????????困惑
喋り方も動作も軽くて中身入ってない感じが龍之介すぎてすごい なんていうの?重みがないのよ…
重みがあったら成立しないキャラなんだわ!!と人間が演じてることによって気づいた 深まった よかった
いい意味ですごく二次元的キャラクターじゃん。それがそのまま三次元にいる感じで、佐々木さんのワザマエ・・・と舌を巻いた
そんで歌がうますぎる 歌い方もいい意味で2.5ぽい感じで本当に器用な人だな・・・と思った
龍之介が神を信じてるの、面白いキャラだな…と思った
それでうっかりキャスターを救ってしまうのもな
最後の大の字であっさり死ぬとこ、アニメで見た印象まんまでうわぁー!ってなった 最後まで完璧

ランサー陣営

●ランサー
私はディルムッドの魅力に気づいてなかった……………この男、良すぎる
え!?!?!このキャラ、生身の人間が演じるとすごく「身」が入るな・・・とびっくりした テルムッド・・・
Zeroミュランサーは、なんかな…いい意味で二次元ぽくない実在感あった。「騎士が実在したらこう」って感じ
ナルシズムを感じる生っぽい男らしさが色気になってて・・・さすがの私もチャームにかかるところでした 危ない
輝く顔の説得力たるや。ありがとうございます
歌がうますぎる 独唱、帝劇
ディルムッドの騎士としての誠実さと、ナルシズムが絶妙なバランスになって魅力的なキャラクターになってましたね
セイバーとの最初の邂逅では結構嫌味っぽいというか、相手を女と舐めてる感じがあったのだけど、剣と言葉を交わすうちに、「騎士」としてお互い尊重する過程が丁寧でとてもよかった。
ディルムッドが負ってる乙女を惑わす魅力は、もはや「業」のようなもので、それを抜いてしまえば誠実な騎士なんだよなこの人・・・とひとりの人間として見てしまった。
あとなんというか、もともとの緑川さんの喋り方をてるまさんが再構築したんだと思うんだけど、歌うような喋り方してたのも魅力的でよかった
後編で彼が辿る道を考えると今からつらすぎる なんとかならんか?こんな魅力的なキャラにしといてひどいと思う
けどこの騎士がああなるの、どう演じられるかはむちゃくちゃ楽しみ いやだ・・・・・
ケイネスって別に良い主人ではないと思うけど、それでも仕えると決めたら譲らないところよかった
最後にはセイバーのために自分の武器折るところかっこよすぎんだろ・・・・と思った
どうしてあんな目に いやだ・・・・

●ケイネス
え!?!?!?アニメから出てきた!?!?!?と思った
喋り方 聞いてほしい すんごいアニメ見てくださったんじゃないかな??と思った
ためかたとか抑揚がまんまで あと歌ったらこんな感じだろうなっていうイメージ通りだった
ケイネスって龍之介とは逆に「重み」がないと成立しないキャラだと思うんだけど、もうね、役者さんのおかげでそれが成されていました
時計塔のロードだもん、あのくらいの存在感ありますよそりゃと
ハイドラグラムの表現好き!!!めっちゃよかった なるほどそうするのね!!と
自分の力に自信があり、その傲慢さが破滅を招く哀れさがあるキャラクターだと思っているのですが、魔術回路ぐちゃぐちゃにされた後のケイネスあまりにも気の毒で見てられんかった(すごいうまい)
起源弾打ち込まれたあと倒れて、びく・・・って痙攣してるんだけど、その時まばたきしてなかったきがする すごすぎ
あのベッドで歌ってるところまじで真骨頂では?良すぎた
後編ではソラウ含め・・・・いやだな・・・
ソラウ役の方、ケイネスだめになってからが輝いてた。後編楽しみ・・・

アーチャー陣営

●アーチャー
はるちゃんってギルガメッシュ役がうますぎない?(当たり前です)
ちゃんとZeroのギルガメッシュだった
だったのによ セイバー見てあいつを思い出す…とか歌いだしてどうにかなるかと思った おい おい!!!!!!
やっぱりギルガメッシュ役がうますぎる・・・・
部屋着?の時スタイルがよすぎてハリウッド俳優みたいだった
アーチャーって強さと自認が噛み合っててあの尊大な態度だけど、ちゃんと「上の者」として導こうとする感じが王の威厳でかっこよかった
綺礼は愉悦を知ってしまうのか・・・・
改めて見ると街で見かけたから飲みに誘った!で来てくれるの面白すぎる
聖杯問答のシーンで盃取り落としてエアでお酒こぼして慌ててたのかわいくて笑ってしまった 表情は崩さないし
時臣との微妙な関係性良いよね
ウィッグ2種類とも出来が良すぎませんでしたか?

●時臣
なんというか、Zeroミュ見て、時臣ってそもそも「主人公」属性のキャラなんだよな と思った。遠坂家ってそう。
主人公のポテンシャルがあるのに主人公にはなれない そこがね いいよね
清く正しく見本のような魔術師!って感じでもう文句なしの時臣 かっこいいし
時臣の曲主人公すぎる あれ良すぎた
アーチャーに対しての態度でずっと悩んでて大変そうだった
時臣って優秀だけど、なんというかいい意味で真っ直ぐすぎたのかなって思った
自分の目的のために生きすぎて、人の心の機微を軽視しすぎた結果、最後・・・と後編楽しみになった

アサシン陣営

●綺礼
言峰の声ウマすぎない???ちゃんと若い声だった・・・・北園さんってすごい
始まる前から強そうすぎるやろと思ってたけど、めっちゃ強くて怖くてよかった。マイヤ死んじゃうかと思ったもん 殺される・・・!と思った
あの鉤爪の武器(名前わからん)突然出てきたときどうやったん???と思った。あれ生身の人間がつかってると怖すぎる、後編の切嗣との戦い楽しみすぎて今から興奮している
前編ではとにかくお互い意識しまくって全然邂逅しないからここまで期待値高めて大丈夫ですか!?と思った めっちゃ期待しています
Zeroの綺礼って「未完成」なキャラだと思っていて、彼の苦悩や葛藤が重みをもって「綺礼」に成長しつつある過程見せられてゾクゾクした

●アサシン
「軍にして個」のサーヴァント としての一体感がすごかった。全員での歌唱が何度か挟まれたのが印象的 あれよかった・・・あまり聞きなれない感じの旋律が異国の暗殺集団って感じで・・・
身のこなしが当たり前に身軽すぎて説得力あるキャラになってた
アサシンって個が強くないキャラクターだから、キャラクターとして魅力的っていうようりかは、存在として魅力的って感じに見えたら100点だったんだなって、100点見せられて思った。

ライダー陣営

●ライダー
あのさ私はZeroライダー陣営が大好きで大好きで・・・・・ふたりが現実にいて本当に嬉しかった。
イスカンダル役の方、ものすごく立ち姿と何より声(歌声含め)に存在感あって最高にライダーだった。ありがとうございます・・・
なんか、改めて見て、ライダーって最初からちゃんとウェイバーのことウェイバーとして見てたんだろうなって思った
通販で買った部屋着のシーンワロタ アンサンブルさんがDJになっててわろた
聖杯問答のシーンとても良かった 
私は「アイオニオン・ヘタイロイ」が本当に好きで、宝具詠唱が生で見られて泣いてしまった かっこよすぎる
あれだけの軍勢とまだ共にあれるということこそが彼の英雄性で・・・・本当にかっこよかった
キャスター討伐のくだり本当によかった・・・・・
なんか細かいことはたくさんあるんだけど、彼らに関しては後編に備える。いまから号泣する予感しかない

●ウェイバー
とにかくかわいすぎる
ウェイバーの欲しかったものは全部ライダーがくれたから、彼の願いはもう叶ってたんだな。だから彼はある意味勝者で、だからこそあの結末になったんだろうな・・・・と今更気付いた 後編楽しみすぎる
ライダーがドスン!ってやったらぴょん!って跳ねたり、平手打ちされて回転したり、とかコミカルな演技がめちゃくちゃかわいかった・・・
最初は子犬みたいな感じだったのが、戦いを実感するにつれひとりの青年として成長していく過程がたまらんのですよ 好きだ
この方の素直な感情の演技がすごくよかった。
ライダーに認めてもらえた!ってすごく嬉しそうなのとか、やだあー!帰りたいよー!!とか、ひどい、許せない。とか、とにかく感情の移り変わりが大変だったと思うんだけど、ウェイバーがちゃんと生きてて嬉しかったです
キャスター討伐のところの、「わかってるよ!!!わかってるんだよ!!!」とかめちゃくちゃよかった
あと本当にかわいい(二回め)

バーサーカー陣営

●雁夜
最初の健康そうな頃からどんどん死にかけに近づいてる痛々しさがすごかった
真っ白になっちゃって・・・・
桜ちゃん出るの!?!?!?ってひっくり返った 聞いてないよ
雁夜って最初から最後まで無力なキャラクターとして描かれていると思ってるんだけど、ずっと戦局になんの作用もしてなくて改めて見るとえぐい・・・と思った
蟲使ったところで元々勝てる見込みなかったんだなって改めてわからされてしまってただ気の毒だった
桜ちゃんを助けたいって気持ちは本物だったと思うんだけど、そのために蟲を取り込んでバーサーカーを召喚してゴリ押しでなんとかしようとした感じが「雁夜」なんだなって・・・・魔術的素養を磨くとか戦略を練るとかでなく・・・・
健人さんって声がすごく爽やかだなって思ってるんだけど、それが雁夜の痛々しさと対称的に感じ、それがいい味出ててよかった
自分の正義を信じてる若さが声に出ている感じ
時臣との違いはそこなんだなって・・・

●バーサーカー
飛行機戦の演出に?!?!?となった なるほどね????
武器もかなりよかった
彼については後編が楽しみで今そこまで語ることがない
今の所目的もなくただ暴れてるだけって感じなんだけど、キャスター討伐のところでセイバーに執着してるのとか、ね!後編楽しみ
まだ中身が一切見えないキャラクターだから、、
ところであれはちゃんと見えてるのでしょうか?!すごい あの格好で暴れられるのが・・・

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